今年の新社会人、貯金する理由は「いざというときの備え」が最多【新社会人白書2017】

2017/03/12

貯金・節約

●第4位 お金を貯めることが好き

・自立している実感があるから(男性/24歳/大学院生)
・ゲーム感覚でなんとなく貯めるのが好きだし、いざというときにお金をポンと出せるようにしたいから(女性/22歳/大学4年生)
・将来の不安をなくすため(女性/22歳/大学4年生)
・通帳の貯金残高が増えるのがうれししいから(女性/22歳/大学4年生)

●第5位 結婚・出産したときの資金

・結婚すればお金がものすごく掛かるから(男性/22歳/大学4年生)
・あって不足することはないと思うから(男性/22歳/大学4年生)
・産休・育休時の自分が稼げない期間も自分の奨学金の返済などがあり、今から少しずつ貯金をしておく必要があるから(女性/22歳/大学4年生)
・家族のためにお金を貯めておきたいから(男性/24歳/大学4年生)

●その他

・就職後の備え。困りそうだから(男性/22歳/大学4年生)
・奨学金の返済。返さなきゃ行けない(女性/22歳/大学4年生)
・今は大きい貯金はできないが、社会人になる準備をしたいし、初任給だけでは頼りないかなと思って貯めている(女性/22歳/大学4年生)
・将来起業することを選択の1つと考えていて、そのための資金。なるべく自費で起業したいから(男性/22歳/大学4年生)

1位の「いざというときの備え」と回答した人は、「急にお金が必要になるときは必ず来ると思うから貯金は必要」「いつ何が起こるかわからない」というように堅実な考えを持つ人が多くいました。悲観的とも取れる意見もありましたが、病気、転職、結婚などなど……将来のことをしっかり考えているからこその意見と言えるでしょう。2位は「趣味に使うため」だったものの、「ただなんとなく貯金している」「お金を貯めることが好き」というように目的を定めずに貯金をしている人も少なくありませんでした。

今年の新社会人は、「いざというときのため」「ただなんとなく貯金している」というように、明確な目的を持たずに貯金をしている人が目立ちました。少子高齢化や年金問題、奨学金の返済など、新社会人の世代が直面するお金についての社会問題は少なくありません。そのため、新社会人の多くが将来に対する漠然とした不安を持っているのかもしれませんね。

文●ロックスター小島

マイナビ学生の窓口調べ
調査日時:2017年2月
調査人数:今春から社会人になる大学生男女368人(男性145人、女性223人)

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