テレアポのコツを話し方の達人に聞いた! 営業職の方は必見

更新:2018/03/19

電話・メール

テレアポは一発勝負ではない!


――しっかりと準備したとしても、断られることもありますよね?

福田さん もちろん、準備したとしても「用はありません」「必要ないです」と断られることもあります。そうした「断られた場合の切り返し方」も考えておくべきです。もし断られても早々と諦めては仕事になりませんから、しつこくないよう、例えば「今すぐ必要でないことはわかりました。ただ今後○○といった情報をご提供できると思いますので、いま一度名刺交換から始めていただけないでしょうか」など一度は食い下がっておくべきですね。

――断られても、次につながるような流れをつくることが大事ということですね。

福田さん 「テレアポは一発勝負」と思っている人が多くいるのですが、本来テレアポというのは2回目、3回目でアポが取れたらいいほうなのです。必ずしも1回目でアポを取る必要はありません。1回目で断られても、「失礼いたしました。本当にお忙しいところありがとうございました。また○月くらいにご様子伺いのお電話をさせていただいてもよろしいでしょうか?」など、相手にいい印象を与えるような形でまとめます。

そしてその月になればまた電話をして、うまくいきそうになければ雑談で終わらせて、悪い印象をつくらないようにします。そして3回目の電話で、ようやく「何度も電話をしてきてるけど悪い印象もないし、名刺交換くらいいいかな」と思ってもらえたりするものです。1回目の電話で名刺交換なんてよっぽどのことでないとありません。

――新人だとそうした会話のスキルもまだ身に付いてないでしょう。

福田さん 極端な話ですが、新人だと1回目の電話は「爽やか」で「丁寧」で「親しみあふれる印象」を残すことが大事です。「親しみ」は意外と強力な武器です。親しみを覚えた相手のお願いを何度も無碍(むげ)にすることはできませんからね。このように決して一発勝負ではなく、3回目で取れるようにと考えると、ストレスもたまりません。

――確かに気分的にも楽になりますね。

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