名刺交換の基本マナーとは? ビジネスマナーの達人に聞く、上達のコツ

更新:2018/03/19

対人マナー

●名刺交換の3つのポイント


1.目的意識を持つ
「名刺交換」の目的は、大切なお客さまに対して自分の身分や所属、名前を伝える行為です。自分は相手に何を伝えたいのか意識しながら、相手に伝わりやすいように明るくはっきりとした声で「心を込めて話すこと」が肝要です。

2.名刺を「自分の一番大切な宝物」だと思って扱う
大切な宝物をぞんざいに扱う人はいないと思います。相手の名刺を「自分の一番大切な宝物」のように丁寧に扱うことで、所作も美しくなります。

3.相手の立場に立つ
形式ばかりにとらわれず、どのように渡したら相手が受け取りやすいのかを「相手の立場」で考えて名刺交換をしましょう。相手によっては名刺交換が上手にできない人もいますが、そのときも相手の立場に立ち、「相手に恥をかかせない」という心遣いが大切です。

松永先生 名刺交換に限らず「マナー」というのは相手の心情を察して、その気持ちを相手のために行動で表現することです。初めに相手のことを思いやる気持ちがあり、次にその気持ちを行動で表現する。この順番が「マナーの基本」です。

――形だけでなく、気持ちを先に考えるということですね。

松永先生 どうしても「形」だけを考えて行動してしまう人が多くいます。マナーのために人がいるのではなく、人のためにマナーがあります。名刺交換でも何でも形どおりのことをしようとするだけでなく、まずは相手がいかに気持ちよく過ごせるかを相手の立場で考え、表現力を駆使して行動に移す。新社会人のみなさんは、ぜひそうしたことを意識してほしいですね。

――ありがとうございました!

名刺交換の基本のマナーと心遣いを教えていただきましたが、名刺交換はそこに心がないと意味はありません。まずは今回ご紹介した3つのポイントを「心構え」として自分のものにすることから始めてみてはいかがでしょうか。そうすることで自然と相手の立場に立った上手な名刺交換の動きが身に付くでしょう。

日本ビジネスマナー協会ではマナー講座も実施されています。マナー向上に取り組みたい人は受講してみてはいかがでしょうか。

⇒日本ビジネスマナー協会のHP
http://www.jpmanners.com/

(中田ボンベ@dcp)

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