やっぱり高い? 公認会計士の年収はどれくらい? 仕事内容と平均給与を解説

更新:2017/06/09

給料・年収

国家資格の一つである「公認会計士」ですが、どんな仕事内容なのかご存じでしょうか? そもそもどうすればなれるのでしょうか。公認会計士はお給料も高いイメージがありますが、年収も気になるところですよね。そこで今回は、公認会計士の仕事内容や年収についてまとめてみました。

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■公認会計士の仕事内容は? 税理士との違いはどごにある?

公認会計士の主な仕事は「監査」です。広辞苑によると、
監査……企業などの特定の行為、またその行為を示す情報が適正か否かを、第三者が検証し報告すること。
※『広辞苑 第六版』P.628より引用

とあります。つまり会社が作成した財務諸表が「正しいのかを検証する」のが仕事ということです。この監査業務は、「監査・会計の専門家」である公認会計士しか行うことはできません。「公認会計士と税理士は同じ」と思っている人もいますが、ここが大きな違いと言えます。他にも財務諸表の作成、財務諸表を作成する際の指導・相談など「会計業務」も行います。経営戦略の相談をはじめとするコンサルティング業務を行う公認会計士も多くいます。

一方で税理士は主に所得税、消費税といった税金の申告や事務手続きなどの「税務」を担当するのが特徴。同じ会計を行う仕事ですが、公認会計士と税理士は似て非なるものなのです。ちなみに公認会計士の資格を持っている人は、規定の研修を受けることで税理士としても登録することができます。

■公認会計士はどうやったらなれる?

次に「公認会計士にはどうやったらなれるのか」ですが、まずは国家試験を受けないといけません。この試験は「公認会計士試験」と呼ばれるもので、公認会計士・監査審査会が実施しています。試験は4科目からなる短答式試験と、5科目からなる論文式試験で構成されており、合格率は10%前後。1万人が受けて1,000人が合格するかどうかの難関資格です。

さて、公認会計士試験に合格したらすぐに公認会計士になれるのかというと、実はそうではありません。合格した後に業務補助、実務従事といった実務経験を2年以上積み、実務補習を受けた後、日本公認会計士協会の修了考査に合格しないといけないのです。このプロセスを経て、晴れて公認会計士として登録される……という流れです。

次のページ気になる公認会計士の平均年収は?

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