感謝の気持ちを伝える異動の挨拶とは? マナーとメールの書き方【例文付き】

更新:2017/06/09

対人マナー

足を運ぶのではなくメールで異動の挨拶をする場合もあるでしょう。その場合でも、メール内に盛り込まなければならない内容は上記と同じです。社外の人に送るメールではあまりくだけた表現にならないように気を付けましょう。「親しき中にも礼儀あり」です。「立つ鳥跡を濁さず」となるように、気配りのある文面にしましょう。書式で注意するのは以下のような点です。

<メールで異動の挨拶をする際の注意点>

●件名(subject)は「異動のご挨拶」とする
●本文は手紙の書式を踏襲すること
●足を運ばずメール送付で挨拶していることへのおわびを入れる

メール本文の中身がすぐわかるように件名は「異動のご挨拶」としましょう。手紙の書式を踏襲するのは礼にかなったメールとするためです。宛名・初めの挨拶・本文・終わりの挨拶・署名という構成にしましょう。また、その終わりの挨拶の部分に「メールで挨拶を行うことへのおわび」を入れます。

<異動の挨拶メールの例文>

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株式会社□□□□□
田中太郎 様

お忙しいところを失礼いたします。 
株式会社△△の鈴木一郎です。

このたび○月△日付で法人営業部へと異動となりました。
そのご挨拶でメールを差し上げております。

田中様には現部署に着任して以来、5年にわたって大変お世話になりました。
私の至らぬ点でご迷惑を掛けたこともあったかと存じますが、田中様にはご寛恕を賜り、変わらぬ弊社とのお付き合いを継続いただきましたこと、深く感謝しております。

本当にありがとうございました。

私の後任は△△となります。まだ若輩者ゆえ、
ご指導ご鞭撻の段、何とぞよろしくお願いいたします。

今後とも御社のお役に立てますよう弊社一丸となってまい進いたしますので、
倍旧のご愛顧をお願い申し上げます。

本来ならば直接お伺いの上、ご挨拶させていただくべきところ、
略儀ながらメールでのご報告となり、お詫び申し上げます。

株式会社△△
鈴木一郎

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忘れがちなのは、後任の紹介です。あなたが異動した後、誰に連絡を取っていいのか分からなくならないよう必ず入れるようにしましょう。

異動の挨拶のマナーとメールの書き方をご紹介しました。ビジネスシーンでは異動の挨拶は非常に重要です。これまで培った人脈はあなたの財産です。新しい部署に異動しても、その人脈が生きることは少なくないはずです。異動の挨拶をきちんと行って、あなたの人脈が途切れることのないようにしてください。

(高橋モータース@dcp)

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