残業代の計算方法は? 残業代が出ないときの理由と対処法

更新:2017/06/09

給料・年収

●法定時間外労働の場合の残業代の計算方法


18時以降に残業を行ったとします。この場合は「1日に8時間まで」という法定時間外の労働になりますので、会社は割増賃金を支払わないといけません。まず法定時間外労働と深夜労働には以下の規定があります。

・18:00-
 法定時間外労働
 「25%の割増を行った残業代」を支払う
・22:00-翌日5:00
 深夜労働
 「25%の割増を行った残業代」を支払う

下の「深夜労働」では、「法定時間外労働の25%の割増」と「深夜労働の25%の割増」の両方の割増が適用されますので、「50%の割増を行った時間分の残業代」を支払わないといけません。

ちなみに残業代は、

●残業代 = 1時間当たりの賃金 × 残業時間 × 割増率

で計算します。1時間当たりの賃金は各人異なっていますが、

1カ月の給与 ÷ 1カ月の所定労働時間

で求めます。つまり、あなたの時給を使って計算するわけです。あくまでも時間当たりの労働単価の計算ですので、通勤手当などの諸手当は含みません。

(法定)休日に働いたときの割増はどうなっているかといいますと、

●法定休日に働いた場合の残業代の計算方法

・5:00-22:00
 休日労働
 「35%の割増を行った残業代」を支払う
・22:00-翌日5:00
 休日労働 + 深夜労働
 「60%(休日労働の35% + 深夜労働の25%)の割増を行った残業代」を支払う

と、かなり割高な賃金を支払うように定められています。

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