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20代の今だからこそ知っておきたい、妊娠・出産のホントのこと

2017/02/02

社会人ライフ全般

結婚の先には出産、子育てはもちろん、親の介護や、自分たちの老後といったライフイベントがどんどん続きます。そんな長い人生のプランは、できるだけ早めに考えておくのがベター。というのも、実は妊娠・出産には「適齢期」があるんです! 妊娠適齢期のこともきちんと知った上で、自分らしいライフプランを描きたいもの。

今回は妊娠・出産に関する専門家の齊藤先生といまどき学生代表4人に結婚、出産、子育てについて語り合ってもらいました!

齊藤英和先生
不妊治療・妊娠・出産医学を専門にする産婦人科医。国立成育医療研究センター勤務。副周産期・母性診療センター長(併任)不妊診療科医長も務める。

参加者はこの4名!

来年から社会人! 結婚・出産はまだまだ先……という大学4年生の小林くん、柴さん、大木さん。
これから就活! 何を基準にどんな企業に進むか悩み中の大学3年生、福澤くん。


みんなはどう思ってる?

マイナビ学生の窓口調べ(実施日時:2016年12月、対象:大学生・専門学校生男女400名)

大学生世代400名にアンケートを行った結果、約9割の人が「結婚したい」と思っているものの、気持ち的には"もうちょっと先"という人が多いみたい。一番多かったのが、20代後半に結婚したいという意見。そこから、子どものことを考えると、必然的に20代後半~30代前半が出産の理想となるようです。アラサーで結婚、数年後に1人目の子どもというのは、現代のリアルな数値と一致しているようですが果たして……?


座談会スタート!

大学生の今、すでに妊娠適齢期ど真ん中!?

みんなは、結婚や出産・育児ってどんな風に考えているのかな?

私は、結構細かい計画があります(笑)。入社3年目の25歳で結婚、妊娠して出産の半年前から育休を取って26歳で1人目を、その3、4年後に2人を産めたらいいなって。

僕は、まだ具体的に考えられないかも。まずは社会に出て、キャリアを積むことが優先って思っちゃうから。

その気持ちもわかる。ただね、妊娠にも「 適齢期」があるんだよ。

あ、それ聞いたことあります。具体的にはわからないけど……20代後半から30代前半とか?

もうちょっと早い気もするな。20代半ばくらい?

いいね! ズバリ、 医学的には20代が妊娠適齢期。「卵子の数の変化」の図を見ると、卵子が一番多いのはお母さんのおなかの中にいる時期で、生まれる時にはその1/3以下になることが分かるよね。そこから閉経に向けて自然と卵子が減ることで、だんだんと妊娠しづらくなるのが大前提。

なるほど。卵子は生まれたあとに増えることがないんですね。

そう! しかも、年齢だけでなく個人差もある。「年齢とAMH値」の図を見ると気づくかな? 例えば、28歳の女性は卵子の数も多いけど、少ない人は一番下まで振り切れているよね。つまり、 20代後半でも妊娠が厳しくなる人がいるということなんだ。

ビックリ! 周りで「できちゃった結婚」は聞くけど、赤ちゃんができなくてという話はまだ聞かないから。

若いころは誰もが妊娠できると思っているけど、そうとは言い切れないんだよ。しかも、妊娠適齢期は女性だけじゃなく男性にもあるんだ。

流産等の確率が上昇するのは◯歳代から!?

えーーー!!

男性にも妊娠適齢期がある!?

男性の年齢が、妊娠に関係することは意外と知られてないよね。じゃあ、「妊娠に至るに要する期間(月)」の図を見てみよう。20代だとお相手が妊娠するまでにかかる月日の平均が約6カ月なのに対し、30歳~40代前半は10カ月、40代後半になると1年半ほど。

ということは、男性も20代が適齢期なんだ。ただ、社会に出て数年キャリアを積んで、20代後半から30代前半に結婚して……そこから子どもというのが現在の主流という気がして。ある意味、実態と適齢期が合ってないってことなんですね。

そうだね。あと、卵子は年齢を重ねて質が落ちるのに対し、精子は加齢と共に正確な遺伝子を作れない可能性が高くなるんだ。男性は 1歳加齢するごとに、精子の遺伝子の突然変異が2個増える。すると、精神疾患を持った子どもが生まれる可能性も増加するんだよ。

えー! 初めて知りました。学校で教わらないから、みんな知らないよね。それが結婚、出産を遅らせる原因の1つでもあるのかも……。学校で授業があればいいのに。

まさにそれなんだよ! ほとんどの人が、妊娠・出産に一番いい時期を知らない。真面目な人ほど、「キャリアを積んでから」と考えるからますます遅くなる。もちろん仕事も大いに打ち込むべきだけど、同時に家庭を持ち、子育てすることを考えてほしいな。

そういえば、私の大学の教授は大学院に通いながら、2人の子どもを育てたそうで。それを聞いていいなと思いました。

そこで重要なのが、男性の家庭での労力。働き方は男女平等になったけど、家庭の労力はいまも女性に頼っている部分が大きいんだよ。実は家事・育児を旦那が1日1時間以上する家庭は、1時間以下の家庭に比べ、子どもの数が多いという調査結果もあるんだ。

男女の年齢と妊娠の関係性をもっと学ぶ

遅い出産は身体的にも金銭的にもリスクが大きい!?

私の場合、実際に働くのはこれからなので、あくまで結婚や出産に関しては理想でしかなくて。その理想より、遅れることもあるのかなと思うんです。もし遅くなったら、どんなリスクがあるんですか?

1つは、 加齢と共に流産率が高くなる。女性だけでなく、相手の男性の年齢が高い場合も上がるんだよ。さらに、「年齢別にみた周産期死亡率」、「年齢別にみた妊産婦死亡率」の図でもわかるように、年齢が上がると赤ちゃんもお母さんも命の危険にさらされる可能性が高くなる。

それは怖い……。でも、今は高齢出産も増えてますよね。

30、40代の不妊治療も増えているからね。ただ、不妊治療も20代なら7割程度の人が妊娠できるけど、40歳以上だと1割。体外受精も20代なら20%の確率が、45歳になると1%。高齢になるほど、お金もかかる。

単純計算で 20代なら150万円程度なのが、40歳になると370万円、45歳だと3780万円、47歳では2億3000万円かけて1人生まれる計算。(※ある年の体外受精等の治療実績から1人の子どもが生まれるためにかかった金額を算出した場合)

えーー‼ そんなにお金がかかるんだ!

あと、年齢がいくほど、子育てをする体力も厳しくなりそうだし。

正解(笑)! それで言うと、年々、自分の親も高齢化するでしょ? 例えば、40代で出産すると、子育てと親の介護が重なる可能性がある。その時期は自分たちの将来の備えができないから、老後破産なんて可能性もゼロではない。そういう意味で、メリット・デメリットをちゃんと知って人生設計を考えてほしいんだよ。

知っておきたい!不妊の原因と治療法って?

子育ての負担は、住む場所によってもかなり変わる!?

20代で子どもをもうけて、子育てするのが理想だとわかったんですが……リアルな話、20代で1、2人の子どもを養えるだけの経済力を持てるかは不安です。

そうだよなぁ。でも、働きながら子育てをする環境は自分で作ることもできるんだよ。例えば、会社の近くに住んで通勤時間を減らして負担を軽減するとか、親の近くに住んで子育てを手伝ってもらうとか。

それでいうと、私は親が外国人なので将来的に海外に住む祖母の元へ行きたいとなったら、1人で子育てできるかが不安で。自治体の制度も大事だと思って、実は調べたことがあるんですよ。

賢い! 地域力は重要だよ。例えば、東京でいうと江戸川区は合計特殊出生率が高いんだけど、それは働きながら子育てをサポートする制度が整っているから。放課後の学校を利用して教室を開いたり、公的な保育所だけでなく、家庭的な環境で2、3人の子どもを預けるような制度があったりするんだ。

そんな制度が! 就活の時に子育てのしやすい福利厚生のある会社を選びたいなっていう考えはあったけど、住む地域を考えるっていう発想がなかったから新鮮です。

たしかに、地域はあまり考えてなかった。ただ、私も就活の時は、福利厚生をキチンと説明してくれる会社かどうかを1つの条件にしていて。おかげで決まった会社は従業員用の託児所とかあるから、ありがたいです。

素晴らしい。そうやって会社の制度も、キチンと確認したほうがいいね。子育ては自分たちだけでしなくちゃと抱え込まなくていい。言葉は悪いけど、国や自治体、会社の制度も、親も友達も旦那も、使えるものは全部使っていんだよ(笑)!

新しい環境や制度は自分たちで切り開ける!!

今日まではキャリア優先だったけど、男性の加齢も妊娠に関わることを知って、いかにキャリアと子育てを両立できる、ライフスタイルを探すかが大事だなって思いました。

そのために多くの情報を得て、さまざまなリスクも知った上で、自分らしい 人生プランを早めに考えることが大切。自治体や会社の制度も、どんどん使ってほしいね。

それに1人1人が意識して、福利厚生が整っている会社を選ぶという過程を積み重ねれば、そういう面での企業間競争も高まりますよね、きっと。そうすれば、社会全体が子育てしやすい環境になるんじゃないかなって。

たしかに! 私はせっかくサポート体制のある会社に入社できるので、先頭を切ってぐいぐい制度を使っていく人になりたいです(笑)。

私も(笑)! 自分だけじゃなく、後に入ってくる人も制度が使いやすくなるだろうしね。何より女性が働きやすい会社に、自分がしていくんだくらいの気持ちでがんばりたいな。

そう。誰か1人が勇気を出して先陣を切れば、必ず追随するものが現れるはず。それに女性はもちろん、男社会の根強い会社だと男性が制度を使うのが難しいのも事実。そういう時に、制度が使いにくいと 声を上げることも大切なんだよ。若いんだから、ひるむことなく、どんどん挑戦して、自分にとって一番の道を見つけてほしいな。

ライフプランシートで簡単チェック


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