意外と知らない! 深謝の意味と使い方 陳謝との違いは?【もう間違えない! 定番ビジネス敬語集】

2022/04/22

電話・メール

「深謝」を含む分かりやすい例文

実際に「深謝」を使う場面を想定した例文をご紹介します。

もし、社内での文書のやり取りで同様の例文を見ることがあれば、「深謝」がどのように使われているのかも一緒に確認するとより理解が深まりますよ!

「ご厚意に深謝いたします」 

人に何かをしてもらったときや、贈り物をもらったときなどにお礼状に記すことが多いフレーズです。

「厚意」は、日ごろの自分に対する思いやりの気持ちを指しています。

謝罪の意味で「深謝いたします」を使う場合

「深謝いたします」という文は、謝罪の意味でも使われます。

取引先へ損害を出してしまったり、迷惑をかけてしまったりした場合の謝罪メール文に組み込まれることが一般的です。

また、予想もしないお客様の殺到により、デパートで用意していた商品が品切れになった場合に店頭や売り場前に貼り紙をするときに使うなど、身近な場面で見かけることもあります。

「平素は格別のご高配を賜り、深謝申し上げます」

取引先などお世話になっている方への定形文として活用できる例文です。

この場合の「深謝申し上げます」は自分がへりくだった表現であるため、相手に対してより感謝の気持ちを伝えられます。

「深謝申し上げます」は謝罪でも使われる

前述の「深謝いたします」と同様、「深謝申し上げます」は謝罪文でも使われます。

「このたび、〇〇社は〇〇へ移転することとなりました。これまでのご愛顧に深謝するとともに、今後とも変わらぬお引き立ての程何卒よろしくお願い申し上げます」

店舗移転や引っ越し先を知らせるはがきやメールなどに使用することを想定した例文です。

「深謝」と似た言葉と違い

「謝る」という言葉が入った熟語には、以下の言葉もあります。

・陳謝(ちんしゃ)

・拝謝(はいしゃ)

・多謝(たしゃ)

・感謝(かんしゃ)

上記の言葉と深謝は、似ているようで意味や使い方が異なります。

この機会に覚えてしまいましょう!

「陳謝」との違い

「深謝」に似た言葉の代表として「陳謝」があります。

「陳謝」は謝る行為全般を指す言葉で、犯した失敗や過ちを詫びる、という意味を持ちます。

不祥事を起こした企業の記者会見などでよく使われていますよね。

「陳謝」の「陳」という漢字には「述べる」という意味が含まれるため、「(過ちが起こった理由や経緯を)伝えて、謝る」といったシーンで使用されます。

「深謝」は話し言葉ではあまり使わないという点や謝罪の意味より感謝の意味で使われることが多いという点で「陳謝」と使い分けされています。

「拝謝」との違い

「深謝」と、似たような表現に「拝謝」があります。

「拝」にはおじぎをするという意味があり、目上の人に対する尊敬の念を表す際に使用されます。

目上の人に深い感謝の気持ちを表したいときには「拝謝」という言葉を用いてもいいでしょう。

「多謝」との違い

「多謝(たしゃ)」という表現も良く「深謝」と比較されがちです。

「多謝」は丁寧にお礼を述べるという意味があることから、後述する「感謝」と同じ意味があります。

中国語でも「多謝」という言葉があるので、イメージしやすいかもしれません!

一方で、「妄言多謝(もうげんたしゃ)」という「自分の妄言を深くお詫びする」意味の四字熟語があるように、深くお詫びするという意味も含まれます。

「多謝」についても「深謝」や「拝謝」と同様、書き言葉として文書やメールで使う言葉ですので、覚えておくと役立ちますよ!

「感謝」との違い

普段から使う機会の多い「感謝」は、あなたもイメージの通り、ありがたく思ってお礼を言うこと、有難く感じるさまです。

一方の「深謝」は前述の通り「より深いありがとう」だけでなく「より深い感謝」を表せます。

ただし、個人同士で「深謝」を使用すると「感謝」よりも少し堅苦しい印象を与える可能性があります。

この機会に、使い分けてみましょう。

「深謝」の表現で注意すべきこと

「深謝」という言葉は前項のように似たような言葉が多いことから、誤った使い方をしてしまうケースがあります。

この機会にチェックして、使いどころを間違えないようにしましょう。

深謝に堪えません

「感謝に堪えません」という表現があることから混乱してしまうかもしれませんが、深謝」には謝罪の意味もあるため注意しましょう。

「深謝」の意味を謝罪として知っている人からすれば、「深謝に堪えません」では奇妙に思われてしまいかねません。

深謝の意を表します

「感謝の意を表します」という言葉があるので、「深謝」でも同様に使えるんじゃないかと混乱してしまいますよね。

結論としては、謝罪の意味を含むことから言葉を受け取る相手側を混乱させてしまう可能性が高いと言えます。

ここは素直に「感謝の意を表します」あるいは「感謝の気持ちを伝えます」としたほうが無難です。

まとめ


「深謝」の意味や使い方についてご紹介しましたが、いかがでしたか?

「深謝」は、深い感謝の気持ちを文書で表す言葉だと覚えておくとわかりやすいでしょう。

プライベートでも使えますが、堅苦しい印象を与えてしまいますので、ビジネスシーンで使うのが無難です。

もし「深謝」がビジネスメールやビジネス文書で登場した場合は、ぜひこの記事の内容を思い出しながら、上手に役立ててくださいね!

文・マイナビ学生の窓口編集部

▼こちらもチェック! 【例文つき】もう間違えない! 定番ビジネス敬語一覧 ビジネスで使える敬語25選

※2018年2月22日一部記事を修正・加筆いたしました。

※2022年4月06日一部記事を修正・加筆いたしました。

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