タスクとは? 意味やビジネスでの使い方を解説【例文つき】

更新:2024/02/13

ビジネス用語

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タスクとは一般のビジネスシーンでは「課せられた仕事」という意味。「やるべき仕事」と言い換えることもでき、仕事を細分化して「小さな単位」で表すことが多いのが特徴です。

タスクはビジネスシーンではよく使われますが、上司に「ちゃんとタスク管理できてる?」なんて言われるとドキッとしてしまうかもしれません。

そこで今回は、ビジネス用語としての「タスク」の意味や使い方について例文つきで解説。タスクの言い換え表現についてもあわせてご紹介します。

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タスクの意味

タスクの意味とは

【タスク】の意味

・課せられた仕事
・果たすべき作業
・コンピュータで実行される処理(仕事)


3つ目の「コンピュータで実行される処理」はIT用語としての意味で、一般のビジネスシーンでは「課せられた仕事」「果たすべき作業」といった意味で用いられます。

つまり、タスクとは自分が行うべき仕事や作業のことをいい、「タスク管理」といえば、その仕事の管理のことを指しています。

ビジネスシーンにおける「仕事」には、実はさまざまなタイプがあります。

例えば自発的にチャレンジしたい企画のようなものもあれば、チームメンバーのサポートなども仕事のうちでしょう。また「〇〇までにやらなければならない」と決まっている仕事もありますし、特に期限のない庶務的な仕事もあります。

このうち、タスクとは「〇〇までにやらなければならない」仕事を指すことが多いです。その人に課せられた“must”な仕事ということになります。

仕事を細分化して「小さな単位」で表すことが多いのもタスクの特徴の1つです。

タスクは英語でも同じ意味?

タスクとは英語の“task”からきているカタカナ言葉です。英語の“task”の意味は「仕事」「(課された)務め」。カタカナ言葉のタスクとほぼ同じニュアンスと考えて良さそうです。

・a simple task
(簡単な仕事)

・an important task
(重要な仕事)


このように使われています。

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タスクのビジネスでの使い方

タスクのビジネスでの使い方

タスクは主に「やるべき仕事」と言い換えができるような形で用いられます。「タスクをやる」「今日のタスク」「タスク管理」などが基本的な使い方です。

タスク管理は「やるべき仕事の管理・見える化」のことで、最近はタスク管理に便利なデジタルツールやアプリがさまざま登場しています。

そのほか、ビジネスシーンでよく聞かれるタスクの使い方バリエーションをご紹介していきます。

マルチタスク

マルチタスクとは、いくつもの作業を同時進行している状態を指します。

例えば、レストランのホールスタッフ。できた料理のお皿を運んでいる最中に、別のテーブルから「すみません、追加いいですか」と声をかけられたり、新しく入店したお客さんの対応をしたり、レジでお会計をしたりと同時進行で仕事をこなしていくのがマルチタスクです。

反対に、1つのことに集中して取り組むことをシングルタスクともいいます。

タスク処理

タスク処理とは、課せられた仕事を処理する・遂行するといった意味です。

これは人だけでなく、IT用語としてコンピュータに対しても用いられます。すなわち、PC内でさまざまな処理が実行されることをタスク処理と呼びます。

タスクをこなす

「タスクをこなす」も先の「タスク処理」とほぼ同じ意味合いですが、こちらはIT用語というよりも人に対して使われるのが一般的です。

タスクフォース

タスクは個人だけでなく組織に対して使うこともあります。例えば「タスクフォース」は、特定の仕事に取り組むために短期的に編成された専門部隊のこと。もとは軍事用語の「機動部隊」からきている言葉です。同じような意味で「タスクチーム」と表現することもあります。

タスクを使った例文

タスクを使った例文

上記の使い方をふまえて、タスクを使った例文をご紹介していきます。

*タスクの基本例文*

・「今日のタスク」
・このタスクが終わったら出発できます。
・この作業工程、タスクに落とし込んでおいて。
・締切間近でタスクに追われる日々だ。


基本的には、タスクは「やるべき仕事」と言い換えてみると分かりやすいです。

3つ目の「タスクに落とし込む」とは、作業工程から自分の仕事を洗い出して、タスク(仕事)として自分の予定に組み込んでおく、といった意味です。

*マルチタスクの例文*

・家事・育児・仕事のマルチタスク状態をどう乗り切るか。
・彼女はマルチタスクをたやすくこなす。


育児中は忙しく、何かとマルチタスクになりやすいです。例えば夕食を作りながら洗濯機を回し、子どもの対応に追われるといった具合です。

*タスク処理の例文*

・タスク処理能力をもっと高めたい!
・与えられたタスク処理は得意だが、自ら仕事を見出すのは苦手だ。
・ハイスペックPCは、タスク処理が速いのが魅力だ。


タスク処理は、課せられた業務を次々にこなしていくようなニュアンス。IT用語として、コンピュータの処理に対しても用いられます。

*「タスクをこなす」の例文*

・今日は予想以上にタスクをこなすことができた!


リストアップされた業務があり、それらを予想以上に順調にこなすことができた、という意味の例文です。

*タスクフォース・タスクチームの例文*

・プロジェクト完了のため、タスクフォースは今月末に解散する。
・年末商戦のために、タスクチームを結成します。


特定のプロジェクト等に取り組むための専門チーム、という意味合いでタスクフォース・タスクチームという言葉が使われています。

タスクの言い換え表現

タスクの言い換え表現

タスクの言い換え表現としては、次のようなものが挙げられます。

・To Do
・やるべき仕事
・務め
・業務
・任務 など

タスクとTo Doの違い

タスクに似た言葉にTo Do(トゥードゥー)というものがあります。こちらも「やるべきこと」なので、かなりタスクと似た意味を持つ言葉です。To Doとタスクをあえて使い分けるならば、タスクの方が期限付きで目の前に立ちはだかる仕事、といったイメージ。つまり“must”なニュアンスが高めなのがタスクです。

タスクとプロジェクトの違い

タスクという言葉が使われるシーンでは、プロジェクトという言葉もよく耳にするかもしれません。タスクとプロジェクトは、似て非なる言葉。プロジェクトはタスクよりも大がかりな内容で、一般的には複数の人員が関わるような業務計画を指します。プロジェクトを進行させるためには、多くのタスクをこなす必要がある、そんなイメージで覚えていきましょう。

【プロジェクトとタスクの関係の例】

●プロジェクト
⇒自社オリジナルサイト公開プロジェクト

●タスク
・サイトデザインの構想
・デザイン会社の決定
・コーディング作業(工程ごとに)
・運営の業務フロー構築 など


実際のタスクは上記よりもさらに細分化され、「具体的に何をすべきか」まで分かるようになっているのが特徴です。

まとめ

タスク まとめ

今回は「タスク」の意味や使い方例文、そして言い換え表現について解説しました。

職場で上司や先輩から「タスクは〜」と言われたら、あなたに課される仕事のことを話している可能性が高くなります。気を引き締めて対応するようにしましょう。

今はスマホで使える便利なタスク管理アプリが色々出ています。自分のタスクはしっかり管理して、デキるビジネスパーソンを目指しましょう!

(マイナビ学生の窓口編集部)

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