ビジネス用語には耳慣れないものも多く、なんとなく聞き流し、あいまいなイメージのままやり過ごしていることもあるのではないでしょうか。しかし、正しい意味を知っておかなければ、齟齬が生じてトラブルに発展する可能性も。例えば、ペルソナも、よく聞くけどなかなか意味があいまいなビジネス用語の1つですよね。そこで、ビジネスにおけるペルソナの意味や使い方についてご紹介します。
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ペルソナとは本来、古代ギリシアで劇中に役者がつけていた仮面のことを指しますが、心理学者ユングは「他人に見せる顔」のことをペルソナと呼びました。日本語では登場人物、キャラクター、のような意味で使われます。
ビジネスで使うペルソナとは、「その企業にとって最も象徴的なユーザーモデル」のことを意味し、年齢、性別はもちろん学歴や家族構成、趣味などまで細かく設定されるのが特徴。マーケティングは、最もアピールするべきターゲットを具体的にイメージし、ペルソナを設定してその人に満足してもらうサービスを提供する、という手法がよく取られます。ターゲットのペルソナを設定すれば、アピール方法などが絞られてくるので、効率よくマーケティング効果を上げられるようになるというわけです。企業によっては、ペルソナに顔写真も設定するところもあります。そうすることで、社員にターゲットにするべき人の具体的なイメージを持ってもらうのです。
ペルソナは主にマーケティングや商品、サービスの開発を行うときに使う言葉です。売りたいものに対し、最も買ってほしい人を具体的にイメージすることを「ペルソナデザインを考える」、商品やサービスの開発に関しては「ペルソナを意識して作る」などと使います。
また、ペルソナは企業にとって理想的な顧客像です。企業内でペルソナを共有することで、社員全員で「どんな人をターゲットにしているのか」という共通認識を持つことができるため、ブレずに商品開発や営業などを進めることが可能になるのです。
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