ビジネス用語としてのエビデンスとは、「証拠」という意味です。実は、日本のビジネスシーンで使われるエビデンスは、英語のevidenceとは、少し違ったニュアンスで利用される言葉なのです。シーンによって意味合いが少しずつ変わってくるので、注意する必要があるでしょう。ITビジネスや、電話業務、銀行などの役所などでは、エビデンスの指すものが微妙に異なります。しかし、基本的には、「証拠」という意味に変わりはありません。
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エビデンスとは、具体的にどのようなシーンでどういう使い方をするのでしょうか。ITビジネスでは、ベンダーなどとの打ち合わせの議事録を指す場合が多くあります。または、契約書面をとることを「エビデンスを取る」と言うケースも。いずれにしても書面や、データで記録を残すことを指します。また、コールセンターなどの電話業務であれば、録音をしっかり取り、顧客からのクレームなどの内容を記録として残すことをエビデンスということもあるでしょう。また、銀行などの役所業務などでは、顧客情報や身分証明をエビデンスと呼びます。
後で、顧客や取引先などとの話の食い違いを防ぐためにエビデンスは使われます。エビデンスはビジネスでは重要な、まさしく「証拠」となるもの。エビデンスがしっかりとられていないと会社に損害が及ぶ可能性もあるので注意が必要です。
エビデンスを例文で解説すると下記のように使われます。
顧客、または取引先との打ち合わせ内容の議事録を取って先方に送り、承認をもらう行為を指しています。先方からの了承連絡がないとエビデンスとしては成り立ちませんので、注意が必要です。もしもメールでエビデンスを取るならば「相違があった場合には、ご連絡ください」などと一言添えて送るといいでしょう。
例文2では、話が食い違っていると感じるシーンで使われます。照合するために、先方に対して、証拠の提出を依頼する場合に使う文章です。エビデンスの提出を要請された場合には、すぐに提出できるように整理しておく必要があります。
エビデンスは、ビジネスシーンでは重要になってきます。上司にエビデンスを依頼されたら、しっかり取るようにしてくださいね! 文書がいいのか、メールなどのデータでいいのか、媒体も会社によって異なるため、あらかじめ確認するようにしてください。場合によっては、押印やサインが必要になることもあります。会社にとっての大切な証拠ですので、エビデンスは大切に保管しておくことも必要でしょう。
文・学生の窓口編集部
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