初対面が鍵を握る!いい印象を残せる初対面の会話法とは?

更新:2017/08/22

社会人ライフ

初対面の人との会話は緊張しますね。何を話していいのかわからない、話が続かないと悩む人も多いのではないでしょうか。しかし、ビジネスの場面では、初対面の人との会話が人間関係だけでなく仕事を成功に導く鍵となることも多くあります。では、初対面の相手にいい印象を与える会話をするには、どのような点に注意すればよいのでしょうか。


■第一印象が初対面の会話を左右する

初対面の人とのコミュニケーションで大切なのは第一印象です。第一印象は最初の数秒で決まると言われています。万一、相手によくない印象を与えてしまうと、払拭するのに長い時間を要します。特に、ビジネスシーンでは第一印象はとても大切。初対面の時の最初の印象が、初対面時の会話のみならず、その後の関係性を決定すると言っても過言ではありません。

第一印象をよくするために必要な要素は、どのような言葉を交わすかではなく、表情であったり、話すスピードや声のトーンといった部分です。笑顔で明るく挨拶をするのはもちろん、人当たりがよく親しみやすい印象を与えられるように意識するとよいでしょう。ただし、馴れ馴れしすぎる態度は厳禁。ある程度の距離を守りつつ、笑顔や相槌で場を和ませるように意識しましょう。また、マナーや言葉遣いなども第一印象をよくするための重要な要素です。日本人は特に常識やマナーを重視する傾向があるため、最低限のビジネスマナーや正しい敬語の使い方などはきちんと押さえておきましょう。


■挨拶の後の雑談がポイントに

初対面の人との会話を成功させるポイントは、話のきっかけを作ることです。コミュニケーション能力に長けた人は、話のきっかけをうまく作り、そこから会話を広げていきます。話のきっかけになるのが挨拶の後の軽い雑談なのです。では、具体的にどのような内容の雑談をすればよいのでしょうか?

話のきっかけにしやすいのは差し障りのない話題です。最初は社交辞令のような会話であっても、そこからキーワードをうまくつなげると簡単に会話を広げることができます。例えば、よく使うのは天候に関すること。「今日は暑いですね。」と投げかけてみます。相手が話好きな人だとそこから自然に話が進んでいきます。もし、「そうですね。」という返事だけで話が終わってしまいそうな場合は、「暑い」から連想されるキーワードで話を広げていきましょう。「こう暑いと、さっさと仕事を終わらせてビールが飲みたくなりますね。○○さんはビールお好きですか?」という具合に話をつなげると、話を広げやすくなります。

話のきっかけを作るためには、事前の準備も有効です。あらかじめ会う相手がわかっているならば、相手の会社や趣味などを調べておくと話がしやすくなります。また、時事ネタや話題の店などをチェックするなど、普段から話のネタになるような情報を仕入れておくことも大切です。


■いかにして相手に話させるか

コミュニケーションを取るのが上手な人は、相手にたくさん話をしてもらい、自分は聞き役に徹します。大切なのは相手に気持ちよく話してもらうこと。そのためには、聞き上手になることがポイントです。

相手にたくさん話してもらうには、まず、話題を提供しなければなりません。話が盛り上がるためのお互いの共通項を見つけるために質問は不可欠。しかし、質問ばかりしていては、事務的になったり、相手にプレッシャーを与えることにもなりかねません。尋問にならないように質問するコツは、自分の情報を先に伝えることです。「私は関西の出身なんですが、○○さんはどちらですか?」「私は甘いものに目がないんですよ。このあたりでおいしい店はありませんか?」などと、自分の情報を開示して質問をすることで、話しやすいフランクな雰囲気を作ることができます。

相手の話を聞く際は、リアクションに注意しましょう。大きく頷いたり、「なるほど」「そうなんですね」と言葉に出して相槌を打って共感を示すことが大切です。また、「それってどういうことですか?」「もっと詳しく聞かせてください」などと、相手の話に積極的に興味を示すと相手も悪い気はしません。感情豊かに共感や興味を示すことが、相手にたくさん話をしてもらうきっかけになるでしょう。


■話が途切れても焦る必要はない

相手の興味を引くように話を広げていっても、相手があまりよい反応を示さなかったり、会話が途切れてしまうこともあるでしょう。しかし、話が途切れてしまっても焦る必要はありません。「ところで」「話は変わりますが」などと、思い切って話題を変えてしまうとよいでしょう。

初対面の人との会話を成功させるには、話しやすい雰囲気を作り、聞き上手になることがポイントとなります。また、コミュニケーションは経験値も大切です。場数を踏むことでだんだんうまく話せるようになってきます。あまり気負わずに、いろいろな人と話をしてみるとよいでしょう。



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