男女雇用機会均等法で働きやすいと感じる5つのこと

更新:2016/08/02

社会人ライフ

男女雇用機会均等法が施行され、徐々に世間でも浸透してきています。このことにより現場で働きやすいと感じるようになった実例を、今回は紹介します。女性が働きやすいと言われるようになった世の中。それはどういった場面に表れているのでしょうか?


■育休や産休をとりやすくなった

女性が長く働く上でどうしても考えなければならないのが、出産と育児について。どうしてもこの時期は休暇をとる必要があります。

一昔前は、会社によっては結婚をする段階で寿退社を前提にして、会社を辞めるのが当たり前だという風潮もありました。会社に穴を出すのは良くないとされ、そういったことが慣例化していたのです。しかし、男女雇用機会均等法の施行により、ある程度はそういった流れが改善されるようになりました。産休や育休をとりやすくなったのです。その間もある程度の給与は保証されるので、安心して子育てに励むことができます。

女性は仕事をする上で、結婚する年齢や出産をする年齢について、男性よりも計画的に考えざるを得ない状況にいました。仕事を辞めなければならない年齢についても同時に考える必要があったからです。しかし、現在はそういったことを深くケアする必要が無くなったのは女性として大きな変化だと言えます。


■任せてもらえる仕事が増えた

女性にも多くの仕事を任せる企業が増えたというのも、働きやすさを感じるポイントの一つです。昔は「女性はコピーやお茶汲みさえしておけばいい」という考えがまかり通っているところもありましたが、現在は女性が活躍している職種が幅広く存在します。女性ならではの視点が新たな発想を生み、商品化に繋がったり、プロモーションのヒントになったりすることもあるのです。

特にデザインやフォトグラファーなどのクリエイティブな業界においては、女性の活躍が目立ちます。繊細な心を持つ女性の感性が必要とされているのです。また女性向けのサービスにおいては、同性だからこそ分かるポイントや改善点が存在します。"


■女性の管理職が増えた

管理職にも女性が増えてきました。年功序列では無く、実力が評価されやすい現代社会において、能力のある女性がどんどん台頭してきています。

女性の社会進出が増えてきた今、女性が管理職の地位を得ることは喜ばしいことです。なぜなら女性社員が会社で悩みを持ったとき、女性特有の視点で相談に乗ってくれる上司がいることは何よりも心強いからです。コミュニケーション能力に秀でた女性は、周囲から頼りにされています。


■周囲が理解してくれるようになった

男女雇用機会均等法のことが世間で大々的に取り上げられるようになってからは、各会社においてもそれを意識した取組が広がってきました。社内の人間においても、女性が働くことについて理解を示す者が多く現れています。

セクハラやマタハラについても、周囲がそうならないように務めている雰囲気があります。女性蔑視の言動が無いよう、一人一人が気を付けているのです。

たとえ会社のきまりで仕事を辞めなくてもいいものの、長期休暇をとるとブランクができるために、その後の職場復帰がしにくいと判断されるケースが以前にはありました。確かに職種によっては、長期間のブランクが仕事に影響を及ぼすものもあります。しかし、ある程度は周囲がそのケアをすることで、復帰しやすい環境作りはできるはずです。


■夫も家事をしてくれるようになった

そして、働く女性のことを支えてくれる夫の存在も大きいです。以前は男性が働き、女性が家事をするというのが一般的で、家事の負担が大きい分仕事になかなか打ち込める時間や労力がとれないという問題がありました。

しかし、最近では夫も積極的に家事や育児に参加し、家事を夫婦で分担する家庭が増えています。また、徐々にではありますが、男性の方も本格的に育休をとれるようになるなど、男女ともより働きやすい社会の実現に向けて努力をする風潮が強まっています。家族とのコミュニケーションが増えれば、結果的に仕事へのモチベーションも増え、能力を活かす機会が増えると期待されます。

女性が社会進出できるようになってきた時代ですが、その一方でまだまだ「働きやすさは実感できていない」という方も少なからずいます。これからさらに男女雇用機会均等法の在り方が見直されて行けば、よりよい社会が実現していくことでしょう。



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