社会人デビューに突然の地方配属!初めて引っ越しする際に知っておきたい賃貸契約のポイント5つ

2016/04/01

入社準備

初めての引っ越し。期待と不安に胸を躍らせながらいくつか物件を見学してお気に入りの物件を見つけた!そしていざ契約へ......書類を確認すると、なんだか聞き慣れない言葉がずらりと並んでいて、内容がよく分からないと頭を悩ませてしまう方は多いんです。しかし、契約書には知らなかったでは済まされない重要なことが書かれています。そこで、賃貸契約時にここだけは押さえておきたいポイントを5つご紹介します。


■契約期間と契約更新方法について

賃貸の契約には、普通借家契約と、定期借家契約があります。普通借家契約は契約を更新することができますが、定期借家契約では契約を更新することができません。仕事の関係で一時的に地方に住む場合など、その家に住む時期が明確に決まっている場合は定期借家契約でも良いですが、長く住む可能性がある場合は普通借家契約の物件を選ぶ必要があります。

普通借家契約では、契約期間は1年以上に設定されており、2年契約にしている場合が多いです。この契約期間を超えて居住する場合は、契約の更新をする必要があります。契約の更新には、家賃の1カ月分や○万円など、費用が必要になる場合がほとんどなので、契約時によく確認をしておきましょう。


■支払い方法、万が一の滞納時のルールについて

賃貸に住むことになると、毎月欠かさず家賃を支払うことになります。家賃の支払い方法や支払期日は、物件によって方法が異なるので、しっかりと確認するようにしましょう。振り込みか自動引き落としの場合が多いですが、指定のクレジットカード決済の場合などもあるようです。期日は翌月分を前月月末までの場合が多いです。

また、万が一引き落としが間に合わなかったなど、滞納してしまった場合の規約もよく確認しておきましょう。個人の家主の場合次の月にまとめて2カ月分支払えば良いという方もいますが、延滞金が余分にかかる場合もあります。


■契約時に必要なお金について

賃貸を契約する際には当たり前ですが初期費用がかかります。以前は賃貸物件の初期費用はだいたい家賃の4〜5カ月分が相場と言われていましたが、今は物件によって敷金や礼金がかからない場合も多くなっており、一概にいくらかかるとは言えなくなっています。敷金・礼金がゼロの物件では、代わりに退去時に清掃費用などを請求されることもあるので、そちらも事前にしっかりと確認が必要です。


■禁止事項について

ペットの飼育や楽器の使用などは、一般的に許可された物件以外は禁止されていることが広まっていますが、賃貸物件では他にもさまざまな禁止事項が物件によって事細かに定められているのでよく確認する必要があります。例えば石油ストーブの使用が禁止されていたり、無断で長期不在にしてはいけなかったり、壁に画びょうで穴を開けてはいけなかったり、それもダメなの?と思うようなこともあるかもしれません。

しかし、違反をした場合には最悪退去を求められることもあるのでしっかりと確認して規約を守って生活をするよう心がけましょう。そして自分の生活に合わない禁止事項がある場合は物件を検討しなおすことも必要です。


■契約の解除について

入居者が家賃を滞納したり、規約違反を繰り返した場合、契約を解除されて退去させられてしまう場合もあります。どのような場合に契約を解除されてしまうのかは事前にしっかりと確認しておきましょう。また、急な転勤など契約期間内に入居者から解除をしたい場合、何日前までに伝えなければならないのかしっかりと確認しましょう。契約内容によっては、入居期間が短すぎる場合に違約金が発生するケースもあるので注意が必要です。


これからの新生活に期待を寄せる物件選び。失敗しないためにも、契約内容をしっかりと確認することが大切です。不動産会社の方はプロなので、わからないことは契約前に納得いくまでしっかりと確認をして、十分納得してから契約をするようにしましょう。

関連キーワード:

関連記事

新着記事

もっと見る

HOT TOPIC話題のコンテンツ

注目キーワード

 ビジネス用語・カタカナ語80選

 キャリアロードマップの一歩目

  • ピックアップ