もう大人なのに……親の言う通りに妥協したこと「浪人を諦めて進学」「二次会禁止」

2016/03/03

社会人ライフ

子どもにとって親は絶対的な存在ですが、成長するにつれ、子どもにも自我が芽生えてきます。小さな反抗をすることがあっても、親から真剣に説得されたら、やっぱり逆らえないかも……。納得できないまま親の言う通りに妥協したことはありますか? 大学生のみなさんに聞いてみました。


■私の進路なんだけど!

・「浪人したかったけど、後期で受かった大学に進学しなさいと言われたこと」(女性/22歳/大学4年生)
・「文系の大学に進学したかったけど、理系の大学に行かされた」(男性/23歳/大学4年生)
・「数学科に行きたかったが、就職のことを考えて医学部に進むように言われ、医学部に進学した」(女性/19歳/大学1年生)

自由にさせてあげたいとは思いつつ、親は長く生きているだけあって、世間のことはわかっています。子どもの性格も知っているし……。この選択で正解だったと思えますように!

■心配なんだもん
・「バイクに乗りたかったが、金銭的な問題と親から危険だから駄目と言われて、買うのを諦めた」(女性/21歳/大学3年生)
・「自動車免許を取ったが、まだ運転はさせてもらっていない」(男性/21歳/短大・専門学校生)

もしものことがあったらどうするの!? 子どものことを信じていないわけではないのですが、悪い想像をして心配してしまうのです。愛だと思って受け止めて!

■アルバイトも親が決める?
・「バイトをしたかったが、反対され、学業が忙しかったから諦めた」(女性/22歳/大学4年生)
・「バイト先を決めるときに、自分で見つけたバイトは反対されたので、親の紹介によるバイト先に決めたこと」(女性/24歳/大学4年生)

苦労なくして成長できないとわかっていても、子どもには余分な苦労をさせたくない。「ブラックバイト」なんて言葉もありますし、親心は複雑です。

■秩序ある生活を
・「ゲームとPCの時間を1時間とかに制限されてたけどあまり意味なかったと思う」(男性/20歳/大学2年生)
・「門限が厳しくて二次会には行ったことがないが、アニメを見る時間が増えると思って自分を納得させている」(女性/22歳/大学4年生)

同じ屋根の下で同居しているわけですから、好き勝手に過ごしていいよ、というわけにはいきませんよね。お互いのためにもルールが必要なのです。

■お金を出すから口も出す
・「一人暮らしのものを勝手に決めて買ってきた」(男性/22歳/大学4年生)
・「小さいころ、髪を短く切っていた。女の子らしい長い髪に憧れていたのに、シャンプー代がもったいないと言われた」(女性/22歳/大学4年生)

子どもは理不尽だと感じることでも、それぞれの家庭の事情があります。「よそはよそ、ウチはウチ!」とは、子どもがゴネたときの必殺技です。

■影響を受けるから
・「ある友達と遊ぶなと言われたので、我慢した」(男性/23歳/大学4年生)
・「中学の時に3歳年下の友達がいてよく遊んでいたのだが、親にはその子と遊ぶな、会うなと頭ごなしに言われた。その子のことが気に入らなかったらしい」(女性/21歳/短大・専門学校生)

つき合う友達から、悪い影響を受けることも。細かい事情はわかりませんが、手遅れになったら困るという親の気持ちもいまならわかる!?

たとえ自分のやりたいことがあっても、それを親から頭ごなしに反対されてしまうと、気持ちが萎えてしまいますよね。口論ではなく、冷静に話し合えるようになったら、親もあなたのことを認めてくれるはず。だって、子どもを巣立たせるのも親のつとめですから。

文・OFFICE-SANGA 相羽亜季実

調査時期:2016年2月
アンケート:マイナビ学生の窓口調べ
集計対象数:社会人403人(インターネットログイン式アンケート)

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