あなたの会社は経費で落ちる?マイカー通勤のメリット・デメリットまとめ

2016/01/29

社会人ライフ

マイカーで通勤すると電車の時間を気にする必要もなく、一人で過ごせて車内で気軽に飲食もできます。しかし、ガソリン代を自分で負担するとしたら費用が心配になるでしょう。マイカー通勤でも通勤手当が出るのか、通勤手当はそもそもどの会社でも支給されるものなのか?などいろいろ気になりますね。ここでは、通勤手当に焦点を当ててマイカー通勤のメリットとデメリットをまとめました。

■通勤手当の支給は当たり前ではない!

通勤に要する費用はほとんどの会社で「通勤手当」など何らかの形で会社から支給していますが、必ず支給されるものではありません。労働に対し支払われる「賃金」とは違い、通勤手当の支給は法律上の義務づけがないので支給していない会社もあるのです。また、通勤手当を支給している会社でも、マイカー通勤を許可していない会社もあります。さらに、マイカーの通勤は無条件でなく、夜間勤務者や特定の職場に限定したり、通勤距離などの基準を設けたり、許可制にしている会社も少なくありません。もし、マイカーで通勤するなら駐車場の問題もあるでしょう。会社の敷地内に無料で置ければいいのですが、駐車場代を自己負担する場合や近隣の駐車場を契約しなければマイカー通勤を認めないといったケースもあります。駐車場の借り上げ代は自己負担になるので負担感が大きいですね。マイカーで通勤したい場合は、会社がマイカー通勤に対してどのような条件を定めているのか?通勤費を負担する仕組みがあるのかを確認しておく必要があるでしょう。

■マイカーの通勤手当はどのように計算するの?

通勤手当は「最も経済的」で「合理的な」経路や方法を利用していることを前提にして支給されます。電車やバスは定期券や回数券を現物で支給したり、必要額を現金で支給したりしますがマイカーの方は通勤手当と実費に差が生じることも少なくありません。マイカーを利用した場合、通勤手当の計算はどのように行うのでしょうか?マイカーの通勤手当は「往復の通勤距離」を基に会社の一ヶ月あたりの「所定勤務日数」と「ガソリン単価÷平均燃費」で求めるのが一般的です。ここでいう「平均燃費」には国土交通省が毎年、公表している「自動車燃費一覧」などが利用されています。ところで、マイカーを使う場合、実際のガソリン代は燃費の善し悪しによって大きく異なるもの。そのため、車種によって通勤手当の額を個別に計算して支給する会社もあるようです。一方、通勤距離で計算する会社では燃費のよくない車で通勤すると支給された通勤手当では赤字となり、燃費がよければ逆にプラスが出ることもあるでしょう。つまり、マイカー通勤は実費支給ではないため通勤手当の計算方法の違い、乗っている車の燃費などによってメリットにもデメリットにもなり得るようです。マイカーのメリットを増やすには運転方法などの工夫で燃費をよくする、あるいはガソリン価格の安い店舗で給油するなどの自分で行える努力もしましょう。

■マイカー通勤の非課税枠が引き上げられました!

会社から支給される給与には原則として所得税がかかりますが、通勤手当には一定の額までが非課税となる「非課税限度額」が設定されているのをご存じですか?特に、マイカー通勤と自転車通勤の非課税限度額は2014年の改正で引き上げられ、所得税の課税対象額を若干、抑えられるようになりました。通勤手当の非課税限度額をみてみましょう。非課税限度額は通勤方法によって違いがあり、マイカーの場合は片道の通勤距離に応じて段階的に設定されています。たとえば、2015年4月現在で片道2km~10km未満の場合は1ヶ月あたり4,200円、片道10km~15km未満は7,100円までが非課税です。もし、片道10kmの人に支給された通勤手当が7,100円を超えていれば、超えた分が所得税の課税対象になります。一方、電車やバスの場合は非課税限度額が10万円、電車とマイカーの両方を使う場合も10万円です。マイカーだけの場合は不利な印象があるかもしれませんが、2014年の非課税限度額の改正はマイカーと自転車の通勤のみに引き上げを行っています。7,100円という限度額も改正前は6,500円。一ヶ月の差はわずかでも「塵も積もれば」です。節税につながる法改正といえるでしょう。

■会社からの支給額が同じでも課税対象額に差が?

マイカーで通勤した場合も非課税枠を使って節税できるのはメリットの一つでしょう。ただ一つお伝えしたいのは通勤にかかる費用が給与ではなく、「通勤手当」として別に支給されているか、給与に含まれているかによって税金に違いが生じるということです。たとえば、通勤距離が片道10kmの人が会社から20万円を支給されたとき、「20万円すべてが給与」の場合と20万円のうち「8,000円は通勤手当で、給与は192,000円」とすると所得税に違いが生じます。通勤手当として8,000円を支給すると、7,100円の非課税枠が使えますが、通勤費込みで給与として受け取ると20万円に対し所得税がかかってしまうのです。会社は社員に通勤費を支給すると経費になりますが、通勤手当として支給すると社員にとっても節税につながります。

■マイカーのメリットを楽しみながら安全な運転を

電車で通勤すると本を読んだり、眠ることもできたり、車のような交通渋滞の影響もないのはマイカーよりも便利でしょう。しかし、マイカーなら一人の時間と空間の中で、簡単な食事や化粧も可能です。また、公共交通機関があまり発達していない地域では駅までが遠く、電車の本数も少ないなど困ることも多いのでマイカーを利用できるのは大きなメリットになります。さらに、車内を好みにアレンジして、特に車好きの人なら手入れを施した車に乗って通えることは外せない魅力でしょう。マイカーの通勤では一人で過ごす時間と空間を楽しみながら、安全運転を心がけて通ってください。


マイカーに限らず通勤手当は必ずしも支給されませんが、マイカー通勤の場合でも支給されています。また、電車通勤と違い会社がマイカー利用を許可していない、あるいは許可条件が厳しいこともあるようです。しかし、マイカーの通勤手当に関しては所得税の非課税枠が引き上げられるなど節税につながる変化もありました。さらに、自分のできる範囲でガソリン代を節約するとマイカー通勤のメリットが増えるでしょう。

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