車の購入、頭金の相場はいくらぐらい?無理しない買い方“残価設定ローン”についても解説

更新:2021/02/22

貯金・節約

クルマを買って、残りの学生生活と新しい社会人生活を思い切り楽しみたい!……。けれど、クルマは高い買い物。なかなか現金一括購入というわけにはいかないのが懐事情ではないでしょうか。車を買うのに頭金はいくら必要か、また頭金を用意するメリットと人気のローンについても知っておきましょう。

クルマを買う時、頭金は用意したほうがいいの?

現金一括購入ではなく、マイカーローンを利用してクルマを買う人の多くが、購入代金の一部として頭金を用意します。しかし、頭金を支払うか支払わないか、またいくら支払うかは決まりがなく、個人の判断に委ねられます。頭金がまったくなくても、クルマがすぐにでも欲しいという場合、全額ローンを申し込むこともできます。

頭金を用意するメリット

先述の通り、クルマの購入に頭金は絶対に必要ということはありませんが、頭金を用意するメリットは少なくありません。購入の際はよく検討してみてください。

頭金が多ければ多いほど、マイカーローンの月々の返済額や支払い回数を減らすことができ、利息も抑えられます。頭金の額によって、月々の返済額と支払い回数、利息はどう変わってくるか、いくつかのパターンでシミュレーションすることをお勧めします。ローンを組めば、返済は毎月のことですから、想定外の出費に備えるためにも、月々の返済額はできる限り低く抑えておいたほうがいいでしょう。

・まとまった額の頭金を用意した場合、マイカーローンの審査が有利に進むことがあります。頭金を用意できたということは、計画的にクルマの購入を考えてきたと判断されるようです。

頭金の相場はいくらくらい?

頭金はいくら用意しなければならないという決まりはありませんが、相場はあります。一般的には、車体価格の2割から3割程度といわれています。たとえば、購入したいクルマが200万円の場合、頭金は40万円から60万円位ということになります。

クルマの購入には車体価格のほかに、税金や自賠責保険などの法定費用、各種手数料など初期費用がかかります。初期費用も安くはありませんので十分考慮して、無理のない車体価格と頭金を決める必要があります。

毎月の返済額を少なくできる残価設定ローンとは

残価設定ローンとは、予め将来の下取り価格を設定して、それを引いた残価に対してローンを組んで支払う方法です。

たとえば、150万円のクルマを返済期間5年の残価設定ローンで購入すると仮定します。5年後にクルマを50万円で売却できるとした場合、購入価格150万円から下取り価格50万円を引いた100万円を、5年のローンで支払っていくことになります。

残価設定ローンは、同じクルマを買う場合、一般的なマイカーローンより借入金額が少なくて済み、月々の返済額も少なくなります。ローンの返済が終了したら、
1.返却して新しいクルマに乗り換える
2.残金を払って所有する
3.クルマを返却する
この3つの方法が選べます。

残価の設定金額やローン金利は販売店によって異なります。また、ローンにはそれぞれメリットとデメリットがあるので、販売店によく確認することが大切です。

頭金は先を見通し、しっかり検討を

頭金の用意は多ければ多いほど、月々の返済の負担と総支払額は少なくて済みます。しかし、貯金全部を頭金に充てて、現金の手持ちがゼロ円になってしまっては心許ないことになります

クルマを購入すれば、ガソリン代、駐車場代、自動車税や自動車保険に車検費用などの維持費がかかります。故障して修理しなければならないこともあるでしょう。頭金をいくら入れるか、頭金は入れないか、先々のことを見据えて総合的に十分検討しましょう。

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