「打診」とは、もともと医療行為に端を発する言葉で、医師が患者の身体の状態を確認するために、自分の指や打診器と呼ばれる器具を使って診察をしたことに由来すると言われています。現代では、ビジネスシーンを中心に使われており、相手に対して「意向を確認する」「考えを伺う」という意味で使われます。
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「打診」に含まれるニュアンスは、あくまでも「どのような回答をもらえるかは分からないが、まずは、相手の考えを尋ねてみる」という中立的なものであり、「お願い」や「依頼」の意味は一切含まれていませんので、注意が必要です。ましてや、「打診」することや、「打診」の中でのやりとりは、決定事項ではありませんので、早合点は禁物です。
職場で、上司から、「先方に打診をしておいてほしい」と言われたとき、どのように行動したらよいか、注意点を含め確認しておきます。まず、ビジネスパートナーに対して「打診」をするときには、丁寧かつ謙虚な姿勢で臨みましょう。
「打診」をすることは、お願いすることではなく、意向を伺うという意味ですので、正しく敬語を使い、相手に対して押しつけがましい態度や言葉遣いにならないように気を付けることが必要です。「打診」した結果として、相手から同意を得られることもあれば、そうでない場合もありますので、どのような反応が得られたとしても、柔軟に対応できるような心構えもしておきましょう。賛同を得られない場合に備えて、事前に、代替案や角度を変えた質問を考えておくのもひとつです。
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