「課長心得」「テクニシャン」!? 偉いの？偉くないの？仕事の中身がよくわからない肩書Top5

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2015/06/29

会社にはさまざまな役職･肩書があります。部長、課長といったどの会社にもありそうなものであればいいのですが、「課長心得」とか「エバンジェリスト」といった、あまり聞かないものが名刺に書いてあると「この人の仕事は何だろう？」と思ったりしませんでしょうか。今回は、仕事の中身がよく分からない肩書･役職についてです。

社会人489人に「自社･他社の役職や肩書で『これはどういう役職・肩書なんだろう？』と思ってしまう、中身のよく分からないものを教えてください」というアンケートを行ったところ、223人から回答がありました。

よくわからない役職･肩書が多いことを反映したのでしょう。回答は大変に割れましたが、結果は以下のようになりました。

■よく分からない肩書 Top5

第1位　課長代理……7人（3.1％）

第2位　アドバイザー……6人（2.7％）

同2位　課長心得……6人（2.7％）

第4位　課長補佐……5人（2.2％）

第5位　次長……5人（2.2％）

同5位　スーパーバイザー……5人（2.2％）

同5位　スペシャリスト……5人（2.2％）

同5位　相談役……5人（2.2％）

同5位　部長代理……5人（2.2％）

会社が定める役職･肩書には、「ヒエラルキー」を強く示すものと「仕事の中身･職種」を強く示すものがありますね。「部長」「課長」などは、管轄する部署の大きさによって、会社でのヒエラルキーを示したものですが、そこに「補佐」「代理」「心得」などが付くと、それがぶれるように感じるのではないでしょうか。

例えば「課長とどっちが偉いの？」とか「課長と権限はどっちが上？」といった感想を持つ人が多くなり、「中身がよく分からない」となるのではないでしょうか。その意味では、1位「課長代理」、2位「課長心得」、3位「課長補佐」、5位「部長代理」が挙がるのは当然かもしれません。「相談役」も単語だけ見ると偉いんだかなんだか分かりませんね。

2位「アドバイザー」、5位「スーパーバイザー」同5位「スペシャリスト」は、「仕事の中身･職種」を示したものですが、この片仮名表記では実際の仕事の中身が伝わりにくいですものね。

回答者の意見をご紹介します。

●「課長代理」はよくわからない！

課長じゃないけど、係長より上にして終わらせてやろうという会社の思いやりなの？そもそも代理といいながら、代理権がない無権代理。なのになんで代理？（女性49歳／通信／事務系専門職）

●「アドバイザー」はよくわからない！

何かの助言をする役職？（女性22歳／情報IT／技術職）

●「課長心得」はよくわからない！

課長よりえらい感じがする（笑）（女性30歳／団体公益法人官公庁／事務系専門職）

●「課長補佐」はよくわからない！

何を補佐するのだろう？できない課長のフォロー？（女性25歳／医薬品化粧品／技術職）

●「次長」はよくわからない！

部長より偉いのかわかりにくい（女性29歳／自動車関連／技術職）