vol.10 「東京」や都会に引越し~都会と地方の違いは何か?

更新:2016/01/28

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vol.10 「東京」や都会に引越し~都会と地方の違いは何か?

都会でバリバリと働きたい、と新生活に期待を膨らませている人は少なくないでしょう。しかし、地方から東京に引っ越す場合、住環境、物価、混雑など今まで馴染んでいないことにストレスを感じることも。地方から都会への引越しではどんな点に気を付ければいいのでしょうか?


●「地方」VS「都会」

地方と都会の違いは、住まいの広さ、物価、交通の混雑などが挙げられます。実際に考えているほど差は生じているのでしょうか?

■住まいの広さ(1人当たり延べ面積m2)※平成20年総務省「住宅・土地統計調査報告」
東京都:18.02m2
富山県:27.18m2
全国平均:21.17m2

単身者1人当たりの居住室の面積は、最も広い富山県と比較すると約9m2、全国平均と比較しても狭いと言わざるを得ません。都会で快適に過ごすためには、不用品を処分したり、書籍や雑誌などをデータ化したり、季節外れの衣類や電化製品を実家で保管してもらったりと荷物の減量を意識することが大切です。

■物価(単身世帯の1か月間の消費支出)※平成24年総務省「家計調査」
関東地方:167,003円
北海道・東北地方:137,332円
全国平均:156,450円

消費支出とは食料、住居、光熱費、被服費、医療費などの総額。関東地方の消費支出は最も高く、最も低い北海道・東北地方と比べると約30,000円の差があります。しかし、全国平均と比較するとやや高めといった具合。賃金が比較的高いことを考えると、収支においてそれほどの差は生じてはいないようです。

■鉄道の平均混雑率 ※平成23年度国土交通省「三大都市圏における鉄道混雑率」
東京圏(31区間):164%
名古屋圏(8区間):127%
大阪圏(20区間):123%

三大都市圏での比較ですが、東京圏の混雑ぶりが際立っています。東京圏の平均混雑率は年々減少傾向にあるようですが、「新聞を広げて楽に読めない」180%以上の混雑率となっている区間は、未だ31区間中15区間。

東京圏で生活する上で、どの沿線に住むかはとても重要なことと言えるでしょう。電車の混雑に耐えられない人は、国土交通省のサイトで混雑率を確認し、混雑率の低い沿線(または区間)で住まいを探しましょう。女性の人はその際に、女性専用車両の実施状況も把握しておくと安心です。


●防犯対策も万全に!

■犯罪
<侵入盗犯>認知件数ランキング ※平成25年警察白書

1位 愛知県 11,441件
2位 千葉県 8,678件
3位 大阪県 8,472件
4位 東京都 7,970件
5位 埼玉県 7,708件
47位 鳥取県 380件

一人暮らしの場合、家を留守にしがちです。新居に引越す際には、空き巣や忍び込みなど、侵入盗に対する防犯対策も講じておきましょう。空き巣の約7割は"窓"から侵入しています。施錠を怠らないことは当然ながら、設備に不安を感じたら管理会社や家主に相談してみましょう。



都会へ引っ越すときに大切なことは、混雑を回避し安全に過ごせる環境を見つけること。住環境に関する情報やデータはインターネット上でも見つけられるので、それを参考に生活の基盤となる住居を選びましょう。


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