プロのカメラマンに聞く、料理写真をおいしそうに撮る方法

更新:2017/06/02

社会人ライフ

家で作ったご飯やお店で注文したおいしそうな料理。ただ食べるだけじゃなく、せっかくなら写真に残したいですよね。でも、いざカメラを構えてファインダーを覗くと、何だかおいしくなさそう......という経験はありませんか? せっかくのおいしい料理、上手に撮影したい! 誰か、教えて〜!

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今回のちょいたつ(ちょい達人の略)は雑誌やウェブなどで活躍するフォトグラファー・寺島由里佳さん。撮影の仕事の合間には、写真好きな方への講師活動を行っており、寺島さんと一緒においしい料理や可愛い動物などを撮影できるワークショップは毎回大盛況。そんな寺島さんに上手な料理写真の撮り方を聞きました。

■逆光が正解!? 料理写真の撮り方とは?

思わず食べたくなるような写真を撮るコツはありますか?

「光を取り込むことです。自然光やスポットライトを使い、食べ物の表面に光沢感を出すとおいしそうに見えますよ。カメラの向かい側やサイドから光を当ててみましょう。一見逆光のような光の当て方ですが、これによって料理の表面にツヤが出ます。逆にやってはいけないのは、手前からフラッシュを焚いて撮影すること。そうすると全体が白く光り、使い捨てカメラで撮影したようなのっぺりとした野暮ったい印象の写真になってしまいます」

写真を明るく撮るためにフラッシュを焚くのは、実は逆効果! 知らないとついやってしまいがちなミスですね。

■構図も大事! 高級感の出る撮り方とは?

料理写真を撮影するときのオススメの構図を教えてください。

「一番撮りやすくて高級感が出るのは斜俯瞰(しゃふかん)ですね。斜俯瞰とは、被写体に対して斜め上から撮影する構図。これだとおいしそうに撮れるだけでなく、写真へ自分の影も入りにくい」

確かに料理写真の載ったグルメ雑誌を見ていると、斜俯瞰で撮影した写真がずらり! プロのカメラマンたちが使用する鉄板の構図のようです。

■ひとことアドバイス

「写真のいいところは、自分らしさが表現できるところ。基本が分かったら、次は自分らしく撮影することを意識してみてください。彩度をぐっと上げるのも良し、逆にちょっとぼかして柔らかい雰囲気にするも良し。レイアウトにこだわるのも面白いかもしれません。ぜひあなたにしか撮れないとっておきの一枚を撮影してみてくださいね」

見ている人を幸せな気持ちにさせる、おいしそうな料理写真。ブログを読んでいる誰かに「食べたい!」と思わせるような写真を撮るために 試してみたいですね。上手に撮れた写真をブログにアップできたら、見た人からの反応も楽しみになりそうです!

(山本莉会/プレスラボ)

・寺島由里佳 http://yuricamera.net/
・寺島さんのワークショップ情報はこちらから http://yuricamera.net/news/

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