保健室の先生に聞く「悩みを聞いてあげるときに気をつけるべきこと」

更新:2017/06/02

社会人ライフ

友達が浮かない顔をしていて、何か悩んでいる様子。力になってあげたいけれど、自分から打ち明けてくれるまで待つべきでしょうか? 悩みを抱えている人の緊張を和らげて、相談しやすくさせてあげるにはどうすればいいの? 誰か教えて!

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今回のちょいたつ(ちょい達人の略)は、小学校で養護教諭をしている鈴木さん(25歳・仮名)。保健室の先生歴5年目の彼女に、悩みを聞く際に気をつけるべきことを聞きました。

■ウォーミングアップの会話がカギ

保健室に来た悩める生徒に、どのような態度や姿勢で接してあげていますか?

「まずはまったく関係ないことから質問します。例えば、『好きなテレビは?』とか、『お休みの日は何をしてた?』など。それで、もしかして友達のことで悩んでいるのかなと感じたときは、さりげなく質問の間に『クラスどう? 楽しい?』というような、軽い質問を投げかけていって話してもらうようにしています。とはいえ、はじめから悩み相談が目的で来る生徒は少ないですよ」

悩みを打ち明けてもらう鍵は、ささいな会話で相手の気持ちをほぐすことなんですね! 話を聞いていくうえで、相槌や受け答えの注意点はありますか?

■悪口は同意せず、事実だけをオウム返しする


「話を聞くときのコツは、例えば『○○さんに意地悪されて』とか『ムカつくんですー』などと言われても、絶対同意しないこと。『あぁ、あなたは意地悪されたんだね』とか『ムカついているんだね』といった具合で、事実だけを認めていきます。また決して、相手の話を否定するようなこともしてはいけません」

「ムカつくね」と同意するのではなく、「ムカついているんだね」と客観的に語りかけることで、相手も冷静になれそうですね。

次のページ他にこんなポイントもあり!……

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