震災救援サイトに聞く 「夏休みにボランティアに参加する方法」

更新:2017/06/07

社会人ライフ

長期で時間をとれる夏休みを利用して、東日本大震災の被災地へボランティアに行こうと考えている人も多いのでは? でも、個人で行くとできることが限られてしまうし、一度に多くの人がマイカーで行くと現地に迷惑がかかると聞きます。ボランティア団体に参加するといいようですが、団体ってたくさんあるようだし、どこを選べばいいのでしょう。実際にどんな手続きをすればいいの? 誰か教えて!

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今回のちょいたつ(ちょい達人の略)は、救援情報サイト「助けあいジャパン」運営事務局の小和田さん。東日本大震災に対するボランティア活動について聞きました。

■ボランティア団体の選び方

−ボランティア団体には、主にどんなものがあるのですか?

「各地に設置されている災害ボランティアセンターへ直接向かうものや、NGO・NPO団体が行うボランティアがあります。事前に主宰団体にメールや電話で問い合わせ、申し込むようにしましょう。またこれらのボランティア団体のほかにも、最近では宿や観光等がセットになったボランティアツアーを主宰する旅行会社もあります」

−ボランティア活動をしている団体にも、さまざまなものがあるのですね。実際にボランティア参加するにあたり、どんな条件がありますか?

「ボランティアは日帰りから長期まで滞在期間がそれぞれ異なるので、参加時間や自分の体力などに無理がないものを選ぶようにしましょう。ボランティア活動は基本的に現地集合・解散ですが、最近ではボランティアバスに乗車して現地まで向かうものも多くなってきています。初心者の方には、ご自身にも被災地にも(交通などで)負担の少ないものをおすすめします」

■ボランティアの注意事項

−ボランティアに行く前に、準備しておくことや注意点はありますか?

1.情報収集をしっかりと

「『マイカーで来られると渋滞して困る』、『これだけは自分で準備してきてほしい』、など、地域ごとに事情は異なります。できる限り、各地の社会福祉協議会や災害ボランティアセンターの情報サイトなどで現地の情報を収集してから参加しましょう」

2.衣食住はすべて自分でまかなう

「食料や宿泊所が十分でない地域もあるので、自分の衣食住は自分で確保することが基本です。食料は出発前に準備し、宿泊先はまずボランティア団体に問い合わせてみましょう。団体で借り上げている施設を斡旋してもらえたり、紹介してもらえたりすることもあります」

3.事前にボランティア保険へ加入を

「ボランティア活動中はガレキや破片など、周りに危険なものがある場合が想定されます。ボランティア活動中にケガをした場合や、他人の身体や財物等に損害を与えてしまい賠償責任を負った場合に保険金が支払われる、ボランティア保険に必ず事前に加入するようにしてください」

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