マンガ好き男子に聞く、「これだけは読んでおきたい男子にお勧めの“少女マンガ”」

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更新:2018/11/01

■ほんわかストーリーでは物足りない「ヘルタースケルター」(祥伝社フィールコミックス)

「少女マンガへのイメージを覆された作品です。過激な整形を繰り返す主人公の美への執着に、背筋が冷たくなりながらも、人間のもろさやたくましさに心が打たれる傑作。作者の岡崎京子さんの人間の深部を鋭利な刃物でえぐったような哲学的な世界観が好きで、大学生のころに読みあさっていました。僕の周りのサブカル好き男子はみんなこれを読んでいますね。僕的には『リバーズ・エッジ』(宝島社)もオススメです」(Cさん／ライター)

岡崎さんは1996年に交通事故に遭い、現在も療養中ですが、現在でも根強い人気を誇っています。

■アラサー女子の気持ちが分かる？「きみはペット」(講談社)

「キャリアウーマンの女性と、その女性にペットとして飼われる男性の話。『女性の気持ちがよく分かる』と姉に勧められて読みました。普段は怖い年上の女性上司も、主人公の女性のように実は繊細で優しい一面があるのかと思うと、なんだか苦手意識がなくなるような気がします(笑)」 (Dさん／メーカー)

こちらは、2003年にテレビドラマ化されたことでも話題になりました。「職場の女性の心理が知りたいビジネスマンにもおすすめの作品」とのこと。

■ひとことアドバイス

「少女マンガには、少年マンガや青年マンガではあまり見られない心理描写やストーリー展開があり、刺激になること間違いなし！　男性でも胸キュンする要素がたくさん詰まっているので、ぜひ読んでみて下さい」(Aさん)

社会人になってから少女マンガを読み始めたというBさんによると、最近は彼女と一緒に少女マンガの話で盛り上がることも多いとのこと。「少女マンガを読めば女性の気持ちが分かる」と言い切ることはできませんが、共通の話題が増えれば、お互いを理解するきっかけになるかもしれません。まだ、読んだことがないあなたも、これを機に少女マンガデビューしてみては？