消防士に聞く!「非常時のテンパり解消術」

更新:2017/06/13

スキルアップ

■問題を細かく見ていくことが大事

「問題がたくさんあると思うと、実態がつかめないままに『よくわからないけど一大事だ!』と思い込んでしまいます。そういうときは、問題の全体像を見るのではなく、要所要所を細かく見極めて解決の糸口を探しましょう。すると『人命救助』、『消火』、『やじうまにどいてもらう』などやるべきことが見えてくるはず」

■優先順位を見失わないように

「守るべき優先順位は決まっているのに、それを見失うから焦るのかもしれません。まず、第一に人命救助、次に飛び火を防ぐための措置、そして火元の消火......というように、心の中で順序を再確認して取り組めば大丈夫ですよ」

うぅ......優先順位を考えずに、なんとなく推し進めようとするから、いざフタを開けたら「やるべきことが終わってない!」と、テンパってしまうのですね。

■ひとことアドバイス

「消防の現場は、信頼関係で成り立っています。他の隊員を信じて持ち場を任せることで、ひとまず自分の目の前にあることに集中できるということもあります。もし頼める人がいるのなら、一部の仕事をその人にお願いしてみるのも手ですよ」

経験と訓練により、テンパることが少なくなったと語る山城さん。経験値の低いころは、隊長の体験談を聞くなどして、シチュエーションを想定することも重要だったそう。それでは私も人生の先輩たちに、修羅場体験談でも聞いてみようかな。なんだかその話を聞いただけでテンパりそうですが......。

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