ベテラン不動産屋に聞いた! 「物件選びで気をつけたい落とし穴」

更新:2017/06/19

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4月から新しい土地で新生活を始めようと、物件探しを考えている人も多いのでは? 新生活は納得できる物件で、快適に過ごしたいもの。良い賃貸物件を見つけるにはどんなことに気をつけたらいいんでしょうか、誰か教えてー!

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今回のちょいたつ(ちょい達人の略)は、不動産会社ウィルステージの志村晃芳さん。住みたい街としても人気のエリア、東京・下北沢で15年前から不動産業を営んでいるベテランの不動産屋さんです。物件選びで注意すべき点をお聞きしました。

■おとり広告や古い情報には要注意!

掘り出し物の物件を狙うなら、現地の不動産屋さんに行かないと分からない、なんてことも聞いたことがあります。本当ですか?

「古い不動産屋なら、そのようなこともあるかもしれませんが、最近は情報のオープン化が進んでいるので、ネット上に自社が抱える物件情報を包み隠さず載せるのが、一般的になっています。ネットは細かく条件を指定できるので、物件選びの軸を定めるのにも便利ですし、気に入ったら気軽に問い合わせられるというメリットもあります。積極的に利用すべきでしょう。中には『おとり広告』と呼ばれるような、実際には貸し出していない物件を掲載しているサイトや、古い情報を削除せずにそのまま載せているようなサイトもあるのですが、私が見るかぎり、大手の不動産ポータルサイトはきちんと掲載物件の審査をしている感じもしますし、おおむね信頼できます」

■広さの表示には要注意!

間取り図を見ていいなと思っても、実際に見に行くとアレっていうことがありませんか?

「間取り図にはいろいろなトラップがあります。例えば、『PS』と書かれているスペース。これは水道・ガスのメーターが入るパイプスペース(居住空間ではないスペース)のことですが、物件全体の占有面積に含んで表記していいということになっています。また占有面積は、部屋の内側の壁ではなく、壁の中心から計算します。占有面積のわりに部屋が狭く感じる、というのはこういった計算方法も影響しています。さらに、間取り図でよく惑わされるのが、帖数の表記。実はこれ、かなりあいまいです。和室ならまだしも、洋室の帖数表記は、実際に見てみないと判断できないことが多いですね」

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