プロが教える! 朝素早く髪型をキメるための夜テクニック

更新:2017/07/31

身だしなみ・ビジネスアイテム

4月からスタートした新生活。ビシッときめて通勤したいところだけど、慣れない仕事&緊張のせいか、なんだかちょっと疲れ気味。できれば、朝は一分一秒でも多く寝ていたいという人も多いのでは? 今回はそんなあなたのために、朝の髪型セットに手間取らないために寝るまえにやっておくことを、ヘア&メイクデザイナーの城生なみ子さんにインタビュー。城生さんいわく「寝るまえに少しだけ、髪に時間を使ってあげるだけで、朝のスタイリング時間が大幅に変わりますよ」とのこと。さて、そのポイントとは?

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■この人に聞きました!

ヘア&メイクデザイナー 城生なみ子さん

東京モード学園を卒業後、ヘアメイク事務所に所属。andGIRL、GLAMOROUS、美人百花、JJ、ReginaPREMIUM、DRESS、Oggi、美的、VERYなどの雑誌ほか、百貨店、テレビなどのスチールまで幅広く手掛ける。

■朝のスタイリングをラクにするために、夜できること

・毎日のトリートメントで、美髪習慣を。
・ぬれ髪は危険! 生乾き睡眠は要注意。
・夜に形づくる、寝る前ブローが実は重要。

●バスタイムのトリートメントは毎日の習慣に! 〜健康的に輝く髪を目指そう

「朝のスタイリングを短縮するためには、健康的な髪に近づけていくことが一番です」

城生さんによると、傷んだ髪と健康的な髪では、プロでもブローにかかる時間が全然違うとのこと。少しでも健康的な髪に近づけたい、キレイな髪にしたいと思ったらどうしたらいいでしょうか?

「トリートメントを毎日行うことです。ぬれた髪はキューティクルが開いた状態になっているのですが、シャンプーした後でトリートメントを行うことにより、外側だけをコーティングするコンディショナー(リンス)と違い、油分が髪の内部をコーティングし髪の毛が整った状態になります。もちろん一日で劇的に変化するというよりは、毎日のケアの積み重ねで、髪の毛のダメージが補修されていくので、髪が傷んだと感じたときだけに使うのではなく、トリートメントは毎日の習慣にするのがいいでしょう 」

●ぬれたまま放置が一番キケン 〜しっかり乾かして寝ること

「お風呂から上がったあと、ぬれた髪をタオルドライだけで放置したり、そのまま髪をタオルに巻いて就寝したりといった話も聞きますが、実はそれが髪を傷めてしまう大きな要因。洗髪したら、必ずすぐに髪を乾かしましょう。」

髪が傷んでしまう原因は、紫外線、大気の汚れ、パーマ剤やカラー剤、ドライヤーの熱、ストレスなど、いろいろな要因がありますが、中でも摩擦によるダメージは大きなものだそう。特にぬれた状態の髪は、ダメージを受けやすくなっているそうです。

「バスタイムでは、摩擦で髪を傷めないように、シャンプーをよく泡立てて頭皮と髪を洗い、トリートメントでダメージを補修。お風呂から上がったら軽くタオルドライ。その後すぐにドライヤーをかけて完全に乾かすことがポイント。生乾きは枝毛や切れ毛の原因にもなりますから注意しましょう」

●スタイリングしやすい髪になる! 〜寝るまえのブローで形をつくっておくこと

最後に城生さんが教えてくれたのが、寝る前のしっかりブローのススメ。

「髪の毛に形がつきやすいのは、ドライヤーの熱でぬれた髪が完全に乾き、熱が冷めたときなんです。ざっと乾かして毛先を触り熱が冷めてきたら、今度は形をつけるようにブローしていくと効果的。髪のボリュームを出したい人は下側から、反対に抑えたい人は上からドライヤーをあてていきます。ブローは面倒と思うかもしれませんが、ここで手を抜かないことで、朝のお手入れが随分とラクに。一度しっかりブローをして、その違いを実感すると分かりやすいと思います」

髪の傷みを補修、ケアし、キレイな髪を意識することで、スタイリングする時間も随分と短くなり、いわいる「髪が言うことを聞いてくれる」状態になるとのこと。朝のスタイリングの時間を5分短縮し素早く髪型をキメるためには、髪の特徴を知り、バスタイムのトリートメントや、しっかりブローを習慣化することで改善できそうですね。

文 青山みなみ(エフスタイル)

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