続きが気になる! 国語の試験で出会った「イイ話」『ガラスのうさぎ』『春のくまたち』

更新:2018/03/09

社会人ライフ

続きが気になる! 国語の試験で出会った「イイ話」『ガラスのうさぎ』『春のくまたち』

世の中にはいろんな文学作品がありますが、テスト用紙の中で『次の話を読んで、設問に答えなさい』と言われて、初めて出合う作品もありますよね。掲載されているのは大抵、物語の一部だけ。いいところで終わっちゃって、この続きどうなるの? 気になる〜! なんて経験はありませんか? 今回は、テスト中であることも忘れて、惹きこまれてしまった文学作品を社会人のみなさんに聞いてみました。

▼こちらもチェック!
国語の教科書で印象に残っている作品ランキング! 「スーホの白い馬」「注文の多い料理店」「こころ」あなたはどの作品?


■予想外のオチ

・『山月記』。最後の、トラになった李徴が空に向かって吠えるシーン。親友とも別れ、詩人になるという夢も叶わずなにもかも失ってしまったすごく悲しいシーンに思えた(女性/40歳/医療・福祉)

人がトラになるというエピソードは強烈な印象ですよね。

■力を合わせて

・『スイミー』で小さい魚が大きな魚に立ち向かうところ。子ども心をくすぐるから(男性/39歳/金属・鉄鋼・化学)

クライマックスのシーンには、テスト中なのにハラハラしちゃいます。

■インパクトがあります

・『手の中にあるものなんだ』と少女に聞かれ『キャラメル』と答えると、少女は嬉しそうに手を広げ、キャラメルをくれた。私立大学の過去問ですごく印象に残っていた物語。どこの誰だかわからない少女とのやり取りが神秘的で、話に入り込んた(女性/41歳/マスコミ・広告)

少女の笑顔や、手のひらに握られたキャラメルなどの情景が浮かんできますね。

■戦争の悲惨さに......

・『ガラスのうさぎ』。かわいそう過ぎて、試験中に涙が出かけた(女性/28歳/その他)

抜粋された一部を読んだだけでも泣けちゃいます。

■本屋へ直行!

・あさのあつこさんの『ガールズブルー』。読みたくなって買った(女性/23歳/団体・公益法人・官公庁)

・山田詠美の『僕は勉強ができない』。読みものとして面白かったので、後日小説を買った。タイトルがかなり衝撃的だった(女性/30歳/マスコミ・広告)

テスト中に気になって、結局お買い上げ。作者もウレシイでしょうね。

■これがホントの既読

・『天国までの100マイル』。実際にテストに出る前に、その本を読んだことがあったので、テストの本文を読まずに答えることができた(男性/27歳/自動車関連)

これはラッキーでしたね。時間があまったから、ゆっくり見直しでも。

■ほんのさわりだけ

・『世界の中心で愛を叫ぶ』。ブームになっていた頃、テストにて一部を読み、読んだ気になっていた(男性/28歳/学校・教育関連)

読んだことあるよー。と言えるかどうかわかりませんが......。

続いては、国語の教科書で印象的だった作品を聞きました!

■小学生の思い出

・こぶしの花をこぐまが食べる話。なんだかあったかい気持ちになる話なんだけど、こぐまがかわいいことしか覚えてない(女性/25歳/小売店)

『春のくまたち』ですね。こぐまがこぶしの花を食べている情景が浮かんで、きゅんとしちゃいます。

■苦手な人も多いけど

・『虫愛づる姫君』。主人公の恋愛の続きが気になりました。虫が好きという変わった設定の主人公に興味があったから(女性/31歳/ソフトウェア)

『虫愛づる姫君』が載っている『堤中納言物語』には、ほかにも面白い話がオムニバスで収められています。古文オンチでも楽しめるかも。

■妄想が広がる

・『素顔同盟』。僕が少女を追って川沿いに歩き出した後の事が気になる。授業でもその続きを書きなさいという課題がでて、無我夢中で書いて、授業内に終わらないくらいの大作を妄想していたが、実際筆者はどういう続きを想定していたのか気になったから(女性/26歳/食品・飲料)

物語の続きを考えさせるなんて、面白い授業ですね。印象に残りそう。

タイトルや作者は思い出せなくても、物語の一場面がいつまでも心に残ることはありますよね。クラスメイトと一緒に机を並べて朗読したあの頃を思い出し、大人になった今、もう一度同じ物語を読んでみては?

文・OFFICE-SANGA 相羽亜季実

調査時期:2015年2月
アンケート:フレッシャーズ調べ
集計対象数:社会人413人(インターネットログイン式アンケート)

関連記事

新着記事

もっと見る

HOT TOPIC話題のコンテンツ

注目キーワード

 ビジネス用語・カタカナ語80選

 キャリアロードマップの一歩目

  • ピックアップ