授業や会議に便利! 1本で文字・音声・図形が同時に記録できる『エコー・スマートペン』を使ってみた

更新:2018/04/23

身だしなみ・ビジネスアイテム

授業や会議に便利! 1本で文字・音声・図形が同時に記録できる『エコー・スマートペン』を使ってみた

学生の皆さんの中には、講義中に内容を録音している人もいると思います。ノートを取るだけでなく、音声も録音しておくと抜けがなくなりますし、後で復習するときに役立ちますよね。ただ、録音する手間や、ノートに書いてあることが録音内容のどの部分なのかを探すのが面倒だったりします。そこで、そんな手間を一掃するとても便利な「秘密道具」をご紹介しましょう。

▼こちらもチェック!
読みやすくまとめよう! 会議で議事録を上手に取るコツ8選

■音声や筆跡も記録! さらにノートの共有もできる!

その便利な秘密道具というのが『エコー・スマートペン』です。

『エコー・スマートペン』はアメリカのLivescribe社が開発したもので、日本では学研教育出版から販売されています。見た目はただの大きめのボールペンですが、実はものすごい機能をいくつも備えているのです。その便利な機能をご紹介しましょう。

●便利機能 その1「録音機能」

付属の専用ノートに印刷されてある「録音ボタン」をペン先で押すだけで、周囲の音声を録音することができます。いちいち録音用のレコーダーを操作しなくても、ペン先でノートをタップするだけで録音や再生、また音声スキップなどが行えます。

●便利機能 その2「文字記憶」

『エコー・スマートペン』は、音声だけでなく、ノートに書いた文字やイラストもそのまま記憶しています。記憶した文字は録音した音声と同期しているので、「この文章はどのあたりだったかな......?」と探したい場合は、ペン先で文字をタップするだけでその部分の音声が再生されます。後から探す手間が省けるのです。

●便利機能 その3「ノートの内容をデジタルで保存」

「ノートの内容をデジタル保存できる」ことも特徴の一つです。といっても、書いたノートの画像を保存するのではありません。ペンに記憶された筆跡や図形のデータをパソコンに取り込むだけで、ノートの内容がそのまま保存されるのです。もちろん音声も同時に保存されているので、ノートをクリックするだけで音声再生も可能です。

●便利機能 その4「ノートの内容をクラウドで管理・共有できる」

パソコン内に取り込んだノートのデータは、『Evernote』や『Google Docs』といったクラウドサービスを利用することで、他の人と共有することも可能です。例えば、講義内容を友人と共有したり、会議の内容を会社のチーム内で共有することができます。もちろん音声も再生可能です。スマートフォンでも確認できるのもうれしいところです。

他にも、ノートの文字情報をテキストデータに変換できたり、書いた英単語を翻訳することなどもできます。

■学生だけでなく社会人も有効活用できるアイテム

『エコー・スマートペン』は使う前にセットアップをする必要がありますが、難しい作業は一切ありません。充電をして、日時を設定、パソコンに専用ソフトをインストールするだけです。あとはいつも使っているペンのように使うだけです。使い勝手の良さも特徴の一つですね。

実際の使用例としては、学生の方は授業や講義の内容をまとめる、社会人の場合は会議や打ち合わせの内容をまとめておく、といった使い方が多いでしょう。今回は、ライターならではの「取材」というシーンで『エコー・スマートペン』を実際に使ってみました。

●取材データを一括管理、必要な音声データもすぐ引き出せて便利!

取材ではレコーダーなどを使って音声を録音し、ノートには要点などをまとめておく、という人が多いでしょう。その場合、レコーダーとノートの2つが必要になります。しかし、『エコー・スマートペン』があればこれ1本で十分。レコーダーでの録音は「緊張する」という取材相手の方もいましたが、ペンでの録音は違和感がないため「しゃべりやすい」ようでした。

録音のスタート・ストップも、ノートに印刷されたボタンをタップするだけと実に簡単。話の重要なポイントも、「Bookmarkボタン」をタップして記録させておくと、後でそこから再生することができます。取材後の執筆作業で「この要点はどのタイミングで話されたことなのか」を探さないといけないことがあるのですが、「Bookmark」機能のおかげで、容易に引き出すことができました。同じライター業の方は重宝するでしょう。社内会議や打ち合わせでも、非常に使える機能です。

またOCRソフトが付属しているので、ノートにまとめた文字情報をテキストデータに変換することも可能です。これが大変に役に立ちました。重要なデータなどは書き写す際にミスをすると大変ですが、これならそのまま文字データとして取り出せるので安心です。他にも、学生の場合は授業のノートの文字内容をまとめたい場合、社会人の場合は会議の議事録をすぐに作りたい場合などに活用できますね。

本商品の大きな特徴の一つである「ノートの内容・音声をそのまま共有できる」ことも、非常に便利だと感じました。文字やイラストだけではわかりにくいことも音声でカバーできますし、それが一括で管理できるのも助かります。会社のプレゼンなどでも使えますし、「クライアントにデザイン案を送る」という作業のあるお仕事の人だと、さらに有効活用できそうです。

実際に使ってみると、「とにかく便利で使いやすい」ことがわかります。学生はもちろんですが、さまざまな業種の社会人の方が、幅広い使い方ができそうだと感じましたね。また、「ノートに書いた自分の文字がそのままPC上で再生される」というのは、初見だとまず驚くこと必至です。

SF映画の世界から飛び出してきたような、非常に便利な機能を持つ『エコー・スマートペン』。皆さんも、試してみてはいかがですか?

・『エコー・スマートペン』

【販売元】
学研教育出版

【価格】
2GBモデル......24,000円(税抜)
4GBモデル......29,000円(税抜)
8GBモデル......34,000円(税抜)

http://pen.gakken.jp/

(中田ボンベ@dcp)

関連記事

新着記事

もっと見る

HOT TOPIC話題のコンテンツ

注目キーワード

 ビジネス用語・カタカナ語80選

 キャリアロードマップの一歩目

  • ピックアップ