「第2回全国学園祭マスコット総選挙」優勝! 京産大「神山くん」の強さの秘密とは?

更新:2018/11/01

社会人ライフ

「第2回全国学園祭マスコット総選挙」優勝! 京産大「神山くん」の強さの秘密とは?

「全国の大学学園祭をもっと盛り上げたい!」との思いから、2013年よりマイナビスチューデントが実施している「全国学園祭マスコット総選挙」。2回目となる2014年度の選手権では、全国の大学から69もの個性あふれるマスコットキャラクターたちが参戦し、前回以上の白熱ぶりを見せました。

東京海洋大学「ドゥーン・マグロ」との大接戦の末、見事優勝したのは、昨年準優勝だった京都産業大学「神山祭」のマスコット「神山(こうやま)くん」。1月9日に京産大にて行われた表彰式を取材し、その強さの秘密を探ってきました。

学生・OB・職員の連携プレーで勝利を獲得!

京都市北区上賀茂、神山の地に広大なキャンパスを持つ京都産業大学。マスコットの「神山くん」は、4年前に、大学のシンボルであり、上賀茂神社の神様が降臨されたという神聖な山でもある「神山」をイメージして生み出されました。一度見たら忘れられないシンプルさ、親しみやすい表情が魅力のマスコットで、今では京産大の学生ならまず誰もが知る存在だそう。

表彰式は、京産大放送局員の中村香絵さんの司会で進行。最初に「神山くん」が投票ランキング1位となった経緯が紹介され、主催であるマイナビスチューデント担当者からは「最後までデッドヒートでしたが、京産大は他大学に比べ、委員の皆さんが主体的に動いていたのはもちろんのこと、職員、OBと一致団結して取り組む姿が印象的でした」と祝辞が贈られました。

次に実行委員代表である宮崎裕太さんにトロフィーとギフトカードが授与されると、トロフィーに刻まれた「神山くん」のゆるかわな姿に、参列した神山祭実行委員や職員たちも、ほっこり笑顔に。続く代表あいさつで、宮崎さんは、「皆様のお力添えのおかげで優勝できました」と感謝の言葉を述べ、会場を拍手で沸かせていました。その後「神山くん」を発案した元実行委員長で卒業生の宮脇聖矢さんからのコメントが読み上げられ、最後は、川北靖之学生部長のあいさつにより、式が締めくくられました。

「一拠点総合大学」ならではの強みを活かして

表彰式の後、宮崎さんや神山祭実行委員会をサポートした職員の皆さんから、さらに詳しくお話を伺いました。その内容によると、実行委員、職員、OBががっちり連携をとれた理由には、京産大の立地の特色や気風が大きく関係しているようです。実は京産大は、文系・理系8学部の学生が1カ所のキャンパスで学ぶ「一拠点総合大学」。委員たちが打ち合わせなどで集まるのに便利な環境である上に、他学部の専門科目を履修しても単位がとれる制度があるなど学部間の垣根が低いため、もともと学生同士や職員全体に一体感が生まれやすい雰囲気があったのだそう。

具体的なアクションとしては、委員がキャンパス内で学生たちにマスコット総選挙への投票を呼びかけ、Twitterでも情報を拡散。あわせて神山くんの認知度を高めるために、神山くんのイラストが入った神山祭のビラやチラシを配ったり、神山祭の期間中には、神山くんといっしょに撮影できる顔出し看板を設置したりも。「とにかく前年より露出度を高めることを意識しました」と宮崎さん。

OB・OGたちも熱烈に後押し

ちなみに今回のマスコット総選挙で神山くんが得た票は、24,658票。期間中は1日1回、何度でも投票できるとは言え、3位以下の多くの大学が数千票にとどまっているのを考えると圧倒的な得票数です。他大学の実行委員の間でも「どうやったらそんなに票が入るの!?」と噂の的だったとか。

実は今回、学生のほかに得票に大きく貢献したのは、全国各地に散らばる、幅広い世代のOB・OGたち。主にFacebook上で「神山くんを1位にしよう」と盛り上がり、呼びかけ合って日夜投票に励んだのだとか。Facebookのページでは、投票活動以外にも、OBやOGが独自に応援グッズを作るなど、各々に愛校心を炸裂させながらマスコット総選挙を楽しむ姿が見られました。

目指すは2連覇!さらなる周知のためにグッズ展開も計画

次回の神山祭で実行委員会代表を務めるという宮崎さんに、「今後の展望は?」と聞いたところ、「さらに認知度を高めるために、付箋やUSBメモリなどのグッズ展開も検討中です。今年は創立50周年で大学も盛り上がっているので、またみんなの力を一致団結させれば、2連覇も夢じゃないと思っています!」と意気込み十分。実行委員ら学生を親身になってサポートする職員の方々からも、「青春の貴重な1ページである学園祭を精いっぱい盛り上げて楽しんでほしい」という熱い想いが伝わってきました。

「マスコット総選挙」への注目度は年々高まっているため、次回はさらに参加マスコットが増え、激戦になることが予想されます。マイナビ担当からは「地方の大学からも、ぜひもっと参加してほしい」との声も。次の総選挙ではどんな強烈なマスコットが登場するのか、今から楽しみです!

本居佳菜子(エフスタイル)

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