クレジットカードでおトクに就活を乗り切るコツ

更新:2018/05/21

お金の知識

クレジットカードでおトクに就活を乗り切るコツ

身だしなみ品の購入などで何かとお金を使う機会も増える就活。でも、限られた軍資金を有効活用するためにも、なるべく出費は抑えたいですよね。そこで今回は、クレジットカードを活用した賢い就活法を、ファイナンシャルプランナーの武田明日香先生に伺いました。

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■必ずかかる電車代はカード払いでポイントを貯める

就活時に必ずと言っていいほどかかる電車の運賃。1度に使う金額はわずかですが、会社説明会や面接など、日々あちこち移動していると、意外と大きな費用になります。消費税が5%から8%に増税されたことで、電車賃も値上げされ、さらに負担が増えました。

ICカードであれば1円単位、切符であれば10円単位とその運賃の値上げの試算には差があります。場合によっては切符のほうがおトクな区間もありますが、少しでも電車賃を節約するのであれば、スイカ、パスモなどのICカードを使ったほうがおトクと言えそうです。

このときにクレジットカード払いでオートチャージをすれば、ポイントを貯めることができます。なかでもオススメは、「ビュー・スイカカード」。オートチャージを利用すれば、通常の3倍となる1,000円で6ポイント(15円相当)が加算されます。貯まったポイントはスイカにチャージすることもできるので(400ポイントで1000円分のチャージが可能)、ポイントを余すことなく使えてとってもおトクです。

■電車代で得たポイントでスーツやカバンを購入する

さらに「ビュー・スイカカード」は色々な企業ともコラボをしています。例えば、「ルミネカード:ビュー・カード」は、ルミネでのお買い物が常に5%オフ。キャンペーン期間には10%オフで購入できるので、さらにおトクです。お気に入りのお店でスーツやカバンなどをクレジットカード払いすることで、割引価格で購入でき、さらにポイントが貯まって一石二鳥です。

1枚のカードで、利用シーンに合わせて2つ以上の機能を併せもっているクレジットカードは、お財布もすっきりしていいですね。

■持ちすぎは厳禁。学生は1、2枚に限定しよう

クレジットカードは、便利な反面、お金を使っている意識が低くなるという危険な面もあります。使用する前に、使い方のルールを作っておくこと。まずは、高い利率を支払う必要のあるリボ払いは避けましょう。

そして、自分がいくらクレジットカードで支払いをしたかを把握しておきましょう。最近では、スマホ向けのアプリなどで自分が使ったクレジットカードの支払額を把握することができます。定期的に自分が使った金額を確認しながら、次月にくる支払額を想定しておくことが重要です。

クレジットカードを使い、翌月の引き落とし額が思いのほか多く、手元に現金が残らない状況にならないように。「今月はピンチだからカード払いで」という赤字補てんとしてカードを使うと、負のスパイラルから抜け出すことが困難になります。その癖が治らないまま社会人になると、収入が増えた分、さらに使う量も増えてしまい、毎月カードの支払いに追われてしまいます。

また、「ポイントが貯まっておトクだから」と、クレジットカードの枚数をどんどん増やしてしまうと、年会費もかかり、支払金額の管理も難しくなってきます。学生のうちは1〜2枚程度がベストです。

利用方法にはくれぐれも注意しながら、おトクにクレジットカードのメリットを享受しましょう。

文●中島理恵

武田明日香先生プロフィール
「エフピーウーマン」(http://www.fpwoman.co.jp/)所属FP。たった2時間でお金への不安から解放される「お金の教養講座 for woman」(www.fpwoman.co.jp/kyouyo)が人気を集めている。

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