「Otaku USA」編集長に聞いた! 実写化したらアメリカ人にウケる日本のマンガは?

更新:2018/05/29

社会人ライフ

「Otaku USA」編集長に聞いた! 実写化したらアメリカ人にウケる日本のマンガは?

日本では、さまざまなマンガの実写映画化が行われています。できあがった映画については、原作ファン問わず大きな注目が集まりますよね。最近では、日本のマンガは世界中から注目されているため、邦画を飛び越えてハリウッドで実写映画化されることも。では、日本ではなくハリウッドで実写映画化されるとしたら、どんなマンガがアメリカでウケるのでしょうか?

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日本の漫画、アニメに詳しく、アメリカで刊行されているアニメ雑誌『Otaku USA』の編集長でもあるPatrick Macias(パトリック・マシアス)さんにお話を伺いました。パトリックさんに、「ハリウッドで実写映画化されたらアメリカでヒットしそうな日本の漫画」を5本挙げていただきました。

*......『Otaku USA』は正確には日本のポップカルチャー全般をカバーする雑誌です。
⇒『Otaku USA』の公式サイト
http://www.otakuusamagazine.co...

■COBRA 『コブラ』
⇒原作:寺沢武一

もともとは『週刊少年ジャンプ』に連載された作品で、ジャンプでの連載終了後も他紙で不定期に掲載。左腕にサイコガンを仕込んだ宇宙海賊・コブラの活躍を描く。

「大宇宙を股に掛けてタフガイが活躍するドラマなので、アメリカ人が喜ぶ映画になると思います。登場するキャラクターも魅力的ですし。僕は「クリスタルボーイ」がお気に入りのキャラクターなんですが、CGで作り込めばすごく良くなると思います。ただ、コブラの第1話って『トータル・リコール』そっくりなのです......(笑)。そこが気になります」。

■DEATH NOTE 『デスノート』

⇒原作:大場つぐみ/作画:小畑健

『週刊少年ジャンプ』に連載された作品。名前を書くとその人間が死ぬというノートを入手した夜神月(やがみライト)と、名探偵L(エル)たちとの戦いを描く。

「観客を魅了するひねりの利いたストーりーです。「暗い雰囲気」を持っているので、スリラーとして成功すると思います」。

■Shingeki no Kyojin 『進撃の巨人』
⇒原作:諫山創

『別冊少年マガジン』で現在連載中。壁に囲まれた街に生きる人間たちと、人間を捕食する巨人の戦いを描く。2015年には日本での実写化映画が公開される予定。

「アニメとしてはすでにヒットしていますが、中世風の設定とキャラクターの高死亡率がゲームファンにもアピールできると思います」。

■Sidonia no Kishi 『シドニアの騎士』
⇒原作:弐瓶勉

『月刊アフタヌーン』で現在連載中。地球を滅ぼすほどの力を持つ「奇居子(ガウナ)と呼ばれる生命体」と人類最後の船(とおぼしき)「シドニア」との戦いを描く。

「宇宙戦争ものの大作が再び注目されているので(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』、新しい『スター・ウォーズ』)、このカテゴリーの作品としていいのではないでしょうか。この作品のスタイルは、大きな予算を掛けたSFX実写化作品としてぴったりだと思います」。

■Black Jack 『ブラック・ジャック』
⇒原作:手塚治虫

『週刊チャンピオン』に連載された作品。無免許ながら神の腕を持つとされる天才外科医ブラック・ジャックの活躍を描く。

「鉄腕アトムで有名な手塚治虫先生のものとは思えないキャラクターですが、無免許の医者が医学ミステリーに挑むというコンセプトは、素晴らしい映画になるのに十分な力強さを持っていると思います」。

以上5作品が、アメリカで実写映画化するのにオススメとのことでした。なるほど、言われてみると『ブラック・ジャック』は濃密な医療ドラマになりそうな気がしますね。あなたは、日本のどんな漫画をハリウッドで実写映画化したら、アメリカでヒットすると思いますか?

⇒パトリック・マシアスのTwitter
https://twitter.com/Patrick_Ma...

(高橋モータース@dcp)

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