「バブルって楽しそう」「ゆとりは馬鹿にされる」あなたのうらやましい・うらやましくない世代は?

更新:2018/06/05

社会人ライフ

「バブルって楽しそう」「ゆとりは馬鹿にされる」あなたのうらやましい・うらやましくない世代は?

世代によって時代も価値観も異なると言われていますが、どの時代が良いか悪いかは、世代を超えて討論しにくいもの。とはいえ、「あの時代はいいよなあ」なんてないものねだりしてしまうこともありますよね。社会人の皆さんは正直、どの世代が「うらやましい」と考えているのでしょうか。20代以上の男女500人に聞いてみました。

▼こちらの記事もチェック!
若手社会人が「今はもう通用しないから!」と思った親世代の古い価値観5選「飲みニケーション」

Q 自分の世代もふくめてうらやましいと思う世代を教えて下さい。(複数回答)

1.バブル世代(45〜50歳前後)......55.6%
2.団塊世代(65歳前後)......31.8%
3.ゆとり世代(20歳前後)......15.6%
4.しらけ世代(50〜60歳前後)......5.2%
5.団塊ジュニア世代(40歳前後)......3.2%
6.ポスト団塊ジュニア世代(35歳前後)......2.4%
7.氷河期世代(45歳前後)......1.6%

やはりというべきか、楽しく、絶好調なイメージのあるバブル世代が1位に。

・話を聞くと凄く楽しそうなので、一度体験してみたい(女性/31歳/不動産)
・昔の映像を見ていると楽しそうなので(女性/29歳/人材派遣・人材紹介)
・バレンタインのお返しがエルメスだったと聞いた(女性/35歳/金融・証券)

など、楽しいエピソードを見聞きしたという下の世代から羨望の票が多く入りました。

また、

・若いころは楽しかった(男性/47歳/建設・土木)
・バブルの恩恵を受けているから(男性/49歳/その他・専門職)
・浮かれまくっていられた(男性/50歳/情報・IT)

というバブル世代からの実感も寄せられ、実際に恵まれた世代と言えるのかもしれません。

そして、2位の団塊世代には、「年金を払った以上にもらえている(男性/36歳/商社・卸)」

「苦労は多かっただろうけど、バブルを経験し資産もありそう(女性/31歳/情報・IT)」

など、豊かな年金や安定した生活に関して羨ましいという意見が多く見られたほか、「古きよき時代を生きてきたから(男性/30歳/建設・土木)」「ビートルズなどの音楽センスが合う(女性/26歳/金融・証券)」といった文化面に関して羨ましいというのもこの世代への憧れの特徴でした。

そして、うらやましい世代がある反面、うらやましくない世代もあるはず......ということで、こちらも調査しました。

Q 自分の世代もふくめてうらやましくないと思う世代を教えて下さい。

1.ゆとり世代(20歳前後)......50.6%
2.氷河期世代(45歳前後)......27.6%
3.団塊世代(65歳前後)......15.4%
4.ポスト団塊ジュニア世代(35歳前後)......11.8%
5.団塊ジュニア世代(40歳前後)......9.6%
6.バブル世代(45〜50歳前後)......6.0%
7.しらけ世代(50〜60歳前後)......5.8%

なんと、「ゆるい」「楽しそう」ということで、「うらやましい」の3位にもランクインした「ゆとり世代」が、「地獄を見ているから」(男性/24歳/印刷・紙パルプ)とまでいわれる2位の「氷河期世代」を抑えて1位に!

・ゆとり世代とかバカにされ、実際教育も不十分なので(女性/30歳/商社・卸)
・文部科学省の色々な政策に踊らされて可哀想(女性/35歳/商社・卸)

といった名前やイメージが損、教育政策の犠牲といった意見から、

・携帯電話等に縛られて大変そうだから(女性/32歳/金属・鉄鋼・化学)

と、たびたび、社会問題にもなるSNSなどでの人付き合いを面倒くさいと考える人たちや、

・仕事もなく将来環境問題に直面しそう(男性/58歳/情報・IT)
・日本経済がどん底の時代に経済的に負担を要求されるから。(男性/48歳/通信)

など、世代というより日本の将来を悲観した心配からも多くの意見が集まりました。

実際に当のゆとり世代からは、

・ゆとりという言葉だけでダメなやつだと判断されているから(女性/23歳/情報・IT)
・好きでゆとり教育を受けたわけでもないのにバカ呼ばわりされる(女性/26歳/商社・卸)

といった困惑の意見も見られました。

しかし、そんなゆとり世代の中には、

「輝いている(女性/20歳未満/食品・飲料)」「若いっていいよ(男性/23歳/医療・福祉)」

そして、「自分たちの代もなかなか捨てたもんじゃないとおもう(女性/22歳/建設・土木)」などと、自分たちの世代を楽しんでいる人たちも。若者が悲観ばかりしていないことがわかると安心しますよね。

世代間におけるさまざまな価値観が見られた今回の調査。「最近の若い者は......」と揶揄されるのはいつの時代でも仕方がないことなのかもしれませんが、やはり一番若い世代が自信や希望に満ちた時代になってもらいたいものですよね。そういった意味では図らずもいろいろと考えさせられる結果となりました。

文●もにょるん

調査期間:2014年10月
アンケート:フレッシャーズ調べ
集計対象件数:社会人男女 500件(ウェブログイン式)

関連記事

新着記事

もっと見る

HOT TOPIC話題のコンテンツ

注目キーワード

 ビジネス用語・カタカナ語80選

 キャリアロードマップの一歩目

  • ピックアップ