コミュニケーション能力を高くみせられる、ちょっとした会話のコツ

更新:2018/06/11

スキルアップ

コミュニケーション能力を高くみせられる、ちょっとした会話のコツ

就活で重視されるのは、なんと言ってもコミュニケーション力。どんな仕事でも必ず必要とされる能力ですね。企業の採用担当は、どんなところで就活生のコミュニケーション能力を見ているのでしょうか?

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「採用担当は、会話の中でコミュニケーションを上手に取れる人かどうかを見ています。例えば、就活生に『あなたの長所はどこですか?』という質問をするとしましょう。そこで、用意してきたことをバーッと喋って終わり、という人がいますが、それだとコミュニケーションが取れているとは言えませんね」

そう語るのは、人事コンサルタントの楠田祐先生。確かに会話はキャッチボールが大切。一方的に話をするだけでは会話は成立しません。そこで、オススメなのが、「小出し」の会話術だとか。

「面接官とコミュニケーションを取るのが苦手という人は、自分の言いたいことをちょっとずつ話すことを意識するのがいいですよ。小出しにすると、相手は『それはどういうこと?』と、質問を返してきます。そこでコミュニケーションが生まれるんです。オードブル、スープ、魚、肉......と順番に出していくフランス料理をイメージするといいですね。ただし、注意してほしいのは、何を小出しにするか。相手にとって全く興味のないことを小出しにしても、『ふ〜ん』で終わってしまいますからね。具体的で続きが気になるようなことを最初に選びましょう」

面接では積極的に自分をアピールするのも大事ですが、会話にならなければ意味がありません。なんだか面接で話が盛り上がらないな、と感じている人は、もしかして日常生活でも友達に自分の話だけして満足......なんてことになっていませんか? 普段からコミュニケーションを意識した会話を心がけましょう。

文●北条マサ子(清談社)

楠田祐先生プロフィール
楠田祐(くすだ ゆう)。中央大学大学院戦略経営研究科 客員教授(戦略的人材マネジメント研究所 代表)東証一部エレクトロニクス関連企業3社の社員を経験した後にベンチャー企業社長を10年経験。2009年より年間500社の人事部門を5年連続訪問。人事部門の役割と人事の人たちのキャリアについて研究。多数の企業で顧問も担う。主な著書は『内定力2016 〜就活生が知っておきたい企業の「採用基準」〜』(マイナビ/2014年7月31日発売)1400円(税別)。

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