「ガッチャマン」「デビルマン」「ひみつのアッコちゃん」アニメの実写映画化はリスクが高い!?

更新:2018/06/12

社会人ライフ

「ガッチャマン」「デビルマン」「ひみつのアッコちゃん」アニメの実写映画化はリスクが高い!

8月30日、『ルパン三世』の実写版映画が公開されました。ここ数年、アニメの実写版作品、しかも大作映画の公開が続いています。やはり、原作ファンが根強いアニメの映画化はヒットしやすいのでしょうか。そこで、今回は、アニメの実写版映画の興行収入について調べてみました。

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話題になったアニメの実写版映画の興行収入を「昇順」に並べてみました。

■主な「アニメの実写版映画」の興行収入

『キューティーハニー』4億2,000万円
『ガッチャマン』4億8,000万円
『デビルマン』5億円
『映画 ひみつのアッコちゃん』5億6,000万円
『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 〜勝どき橋を封鎖せよ!〜』8億1,700万円
『あしたのジョー』11億円
『映画 妖怪人間ベム』11億7,000万円
『CASSHERN』15億3,000万円
『るろうに剣心』(実写版映画第1作)30億1,000万円
『映画 怪物くん』31億3,000万円
『ヤッターマン』31億4,000万円
『SPACE BATTLESHIP ヤマト』41億円

予算のかけ具合は作品によってずいぶん違いますが、興行収入にも大きな差がついていますね。

例えば、国内外で評判の良くなかった『デビルマン』は、予算10億円を掛けて興行収入5億円という寂しい結果に終わっています。

しかし、興行収入41億円の『SPACE BATTLESHIP ヤマト』が利益を上げたかというと、そうでもないようです。興行収入は、基本的に製作側と興行主で折半するものだそうですから、大きな利益が出たとはいえないでしょう。

つまり、41億円の興行収入があったとしても、製作側に入るのはその半分以下と考えなければいけません。同作は製作費に20億円も費やしたそうなので、DVDやグッズなどの販売で売り上げを足さないとむしろ赤字になってしまうという結果なのです。映画製作というのはリスクの高い商売だということがよく分かりますね。

■アニメの実写化はリスクが高い!?

一般には「アニメの実写化はリスクが高い」なんていわれます。これはなぜでしょうか。某アニメ雑誌の編集者に聞きました。

——アニメの実写版映画が作られ続ける背景は。

やはり、一番の理由は、ファンが見に来るだろうという「数字」の見込みが立つことでしょうね。最近では、漫画からアニメ化、さらに実写版映画というルートができあがっている感もあります。アニメ化の段階で「実写化」も予定されているケースが増えています。

——リスクはないのでしょうか。

一定数のファンがいるというのが逆に問題になる場合があります。ファンが納得しない実写版の場合は、初動は良くてもその後が広がらないということが起こり得ます。『るろうに剣心』などはうまくいっているケースで、初動も良くて、口コミでさらに動員が広がるという良い回転ができていると思います。

——アニメの実写化はリスクが高いと思いますか?

全てリスクが高いとはいえないですが、やはり「企画」ですよね。「なぜこれを今実写にするんだろう」という作品があることも確かだと思います。個人的には、アニメと実写にしたときのイメージの落差がある作品は難しいと思うのですが......。

——ありがとうございました。

アニメファンから心配されていた実写版『ルパン三世』ですが、8月30日・31日の全国映画動員ランキングでは2位スタート。この時点で、先に公開されていた『るろうに剣心』の実写版第2作、『るろうに剣心 京都大火編』は興行収入42億3,624万円を達成しています。『ルパン三世』の最終結果が気になるところですね。

また来年には、アニメも大ヒットした『進撃の巨人』の実写版映画が公開されます。人気アニメを実写化する試みはまだまだ続きそうです。

*この興行収入の金額は、日本映画製作者連盟の発表データなどを基にして作成しました。

(高橋モータース@dcp)

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