就活で建前上ついたウソ「毎日カギ見てます」「人が好きです」「内定どんどん出ています」

更新:2018/06/28

内定・内定辞退

就活で建前上ついたウソ「毎日カギ見てます」「人が好きです」「内定どんどん出ています」

多くの会社にエントリーして、何度も何度も面接を受ける就職活動。すべて本音で答えて内定をもらえればいいですが、なかなか難しいですよね。なかには面接時に「建前上ついてしまったウソ」もあるでしょう。今回は社会人に、就活で建前上ついてしまったウソについて聞きました。

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■趣味や特技はバレにくい!?

・特技を聞かれて、どうせその場で披露することはないと思って、楽器は何も弾けないのにピアノと答えた(女性/32歳/小売店)
・自己啓発のため、毎日マラソンをして精神を鍛えてるとか嘘を言った(女性/29歳/医薬品・化粧品)
・ボランティア活動をしているといったが、したことなど一度もない(女性/26歳/金融・証券)
・税法に詳しいと言ったが、ほぼ授業に出ていなかった(女性/25歳/金融・証券)
・自己PRで言った資格を履歴書に書くのを忘れたことに気づかず、なんで書かなかったかと聞かれ、「そんな資格ではまだ満足してないから書きませんでした」と意地を張った(女性/28歳/ホテル・旅行・アミューズメント)

趣味や特技に関するウソは、たしかにバレにくいですよね。ただし、面接官が詳しい可能性もあるので要注意。最後のコメントのような「意地」は、面接官の目にはプラスに映ることがあるかも!?

■会社に対するアピールで......

・乳製品の会社の面接で、「毎日御社のヨーグルトを食べていて健康になりました」と言ったら一次面接をパスした(女性/30歳/学校・教育関連)
・工具の会社へ面接をしに行ったときに、「御社のネジは祖父が愛用しておりました」とウソをついたが内定をもらいました(でも辞退しました)(女性/30歳/その他)
・鍵メーカーの面接で、特に意識をしたことはなかったが「毎日鍵を見ています」といった(女性/31歳/その他)
・「御社の社長の講演を聴き、感銘を受けた」と言ったが、実際に聴いたことはない(女性/25歳/小売店)
・ケーブルテレビをよく視聴しているといったものの、実は近所のスーパーで流れているのをたまたまみたことしかなかった。やはりすぐにバレた(女性/32歳/学校・教育関連)

企業の商品や、経営理念に関するウソも多かったです。とはいえ、面接官側は間違いなく自社のことについては詳しいですし、志望度を知るためにも突っ込みたいので、やはりバレやすいよう。最低限、実際に使用したり、調べたりする必要はあるでしょう。

■どこの会社でも「第一志望です」

・どの会社でも「御社が第一志望です」と答えていました(女性/31歳/ソフトウェア)
・よく知らない会社で、「他に内定がありますか?」ときかれ、「ありますが御社が第一志望です」と嘘をついた(女性/33歳/医薬品・化粧品)
・「業界1位より2位のほうが競争意識をもって臨める」と言ったが、1位の会社から内定をもらってすぐ2位の会社を辞退してしまった(女性/31歳/団体・公益法人・官公庁)
・「生涯働ける会社だと思い、御社を第一志望にしている」と言ったが、いずれ転職するつもりである(女性/26歳/食品・飲料)
・そもそも働きたくすらないのに、「御社で働きたい!」と言っていたこと(女性/22歳/生保・損保)

「第一志望です」というウソも多数。これは就活の駆け引きテクニックのようなものでしょうか。志望度をアピールするためには、本音を言いにくいこともありますよね。

■自分とまったく正反対!?

・「人が好き」。接客系の仕事の面接に行った際つい言ってしまったが、どちらかというと一人のほうが好き(女性/26歳/金融・証券)
・周りからの評価として「変わってるね」「面白い」とか言われることが多いが、就活の時は「明るい人だとよく言われる」と言った(女性/31歳/商社・卸)
・「御社のために全力を尽くして働きます」と言ったが、楽をすることしか考えていない(男性/30歳/自動車関連)
・内定が出ていないけど、どんどん出ているとうそをついていた(男性/29歳/運輸・倉庫)
・本当は会社で上手くいかなくて、正社員からアルバイトになってしばらく働いていたことを、簿記の資格を取得するのにスクールに通うため会社を辞めた、ということにした(女性/27歳/印刷・紙パルプ)

ほかにも、性格や内定に関するウソがずらり。自分には当てはまらないことがあっても、ウソをつきたくてついているわけでない!?

さまざまなウソが寄せられましたが、なかには、「ウソをつかないから納得できる会社に就職できた」なんて声もありました。志望動機や自分の適性とかけ離れた会社では、働き出してからの後悔が大きそう。建前上仕方ないときがあるのかもしれませんが、正直に面接を受けたほうが後々いいことがありそうですね。

文・OFFICE-SANGA 宮野茉莉子

調査時期:2014年6月
アンケート:フレッシャーズ調べ
集計対象数:社会人445人(インターネットログイン式アンケート)

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