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「寝てない自慢」は日本だけ!? 世界各国、「自慢」の違い

2014/04/18

仕事全般

「寝てない自慢」は日本だけ!? 世界各国、「自慢」の違い

日独ハーフである筆者は、日本人やドイツ人はもちろん、色んな国の人と日々交流していますが、面白いと思うのは、国によって「自慢の内容」が全く違うこと。

もちろん、最近コレを買った、自分はこんなにオシャレ、といった「お金にまつわる自慢」や「オシャレ度をアピールする自慢」に関しては万国共通だったりしますが、それとは違う部分、「その国では自慢になるけれど、他の国では自慢にならない内容の自慢」というものもあるのです。

今回はそんな「その国特有の自慢」にスポットをあててみたいと思います。さっそく、ドイツ、日本、ロシア、アフガニスタン、イランの人々の「自慢の仕方」をご紹介しましょう。



「ボクの母親は世界一!」@ロシア

ロシア人の自慢には「母親自慢」があります。人前で「ボクの母親は世界一素晴らしい女性だ」「ボクの母親は世界一美しい女性だ」「ボクは母親のためなら死ねる」というなんとも情熱的な自慢を披露します。言っている当人は母親を誇りに思っていることや母親を大切にしていることを周りにアピールできますし、ロシアでは聞いている側も「母親のことを大事にしている立派な人」という感想を持つのだそうです。確かに親を大事にするのは良いことですし、意外とこの自慢、人間的でいいかもしれませんね。でも、もし日本で「ボクの母親は世界一美しい女性」などと言ったら......。その男性は間違いなくマザコンの烙印を押されてしまうことでしょう。



「私の結婚式が世界一!」@アフガニスタン

アフガニスタンでは「結婚式がらみの自慢」がとにかく多いんだそう。付き合いの浅い人に対しても長い人に対しても、人を選ばず繰り返し7時間(!)もある「結婚式ビデオ」を見せながら、「結婚式で出た料理は、この街で一番高いレストランのシェフが作ってくれた」、「ウエディングドレスは高級なデザイナーが作ってくれた」、「街で一番高いバンドが演奏してくれた」、「一番歌が上手くてギャラの高い歌手が結婚式で歌ってくれた」、「結婚式のカメラマンは、この街で一番腕の良いカメラマン」「結婚式で身に着けたジュエリーは有名なジュエリー屋さんが作ってくれたの」「引き出物は、この街の一番高いデパートで」......とそれはそれは細やかに解説。それらの解説を聞きながらビデオを見る人もおちおちボーッとしておられず、適切な場所で褒めたり驚いたりしなければならないので、7時間気が抜けないんだそうです。

ちなみに、この「結婚式自慢」のビデオ大会、アフガニスタンの場合は、新婚さんはもちろん、結婚して10年ぐらい経ち全く新婚ではなくなってもずっと続くのだそうです(笑)。なんだか微笑ましいですね。



玄関にド派手な鳥!@イラン

イランでは、余裕のある人は玄関の両端にド派手な鳥(孔雀の一種)を一羽ずつ生きたまま飾るんだそうです(生きたまま飾ります)。Tavusという羽がとてもきれいな鳥で、イラン人はアフリカからかなり高い費用をかけてわざわざこの鳥を輸入するとのこと。その鳥を玄関の両脇に飾り、運よく来客時に孔雀がパッと羽を広げると、持ち主はそれはもう鼻高々なんだとか。なんだかかわいいですね。



「長い春」自慢@ドイツ

さて、次は筆者の出身国であるドイツ。ドイツでは女性が「私は彼氏ともう10年も付き合ってるの」「彼氏ともう15年も付き合ってるから、彼のことは何でも知ってるの」と自慢げに話しているのをよく耳にします。こんな時は間違っても、「そんなに長く付き合ってるなら、なんで結婚しないの?」と聞くのはやめましょう(笑)。日本人からすると冒頭の発言あまり自慢には聞こえないと思いますが、本人は間違いなく自慢をしています。迷わず褒めてあげることできっととても喜ばれるはずです。日本では「恋人と10年、15年付き合う」ことが「長過ぎる春」だと思われているフシがありますが、そのことには触れないのがベストかもしれません。



「もう3日間寝てないんですよ〜」寝てない自慢@日本

では、「日本」にはどのような自慢があるのでしょうか。

筆者が来日した当初、日本人が頻繁に使う「忙しい」「もう3日間寝ていないんですよ」という発言を聞いて本気で心配したものです。

でも日本に長く住むにつれて分かってきたことがあります。それは、本当に忙しく、3日間寝ていなくて悩んでいる人も確かにいるのだけれど、「忙しい」「寝ていない」は一種の自慢でもあるということ! とくに業界人の言う「もう3日間、寝てないんっすよ〜」は自慢の可能性大ですね(笑)。

ちなみに「寝てない自慢」系の発言は英語やドイツ語、フランス語に訳しても、決して自慢には聞こえず、単なる気の毒な人になってしまいますから、これはやはり日本特有の自慢だと言えるでしょう。



各国の自慢の違い、いかがでしたか? 自慢の内容によって、その国の文化や雰囲気のようなものが少し見えてくるのではないでしょうか。



文●サンドラ・ヘフェリン



サンドラ・ヘフェリン

ドイツ・ミュンヘン出身。日本歴16年。 自身が日独ハーフであることから、ハーフとバイリンガル問題、ハーフはナニジン? ハーフといじめ問題などハーフのテーマを中心に執筆活動をしている。著書にベストセラーとなった「浪費が止まるドイツ節約生活の楽しみ」(光文社) のほか、「ハーフが美人なんて妄想ですから!!」(中公新書ラクレ)、「ニッポン在住ハーフな私の切実で笑える100のモンダイ」(メディアファクトリー)など計7冊。

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