金利&手数料、塵も積もれば山となる? 社会人ならこだわりたい、お得な銀行選び

更新:2018/07/17

貯金・節約

金利&手数料、塵も積もれば山となる? 社会人ならこだわりたい、お得な銀行選び

社会人になると、給与の振り込みやクレジットカードの決済など、利用頻度がグンと上がる銀行口座。ただ、何となく作った口座をあまり考えずに使い続け、知らないうちに損をしている人も少なくありません。

お勧めしたいのは、給与が振り込まれるメインの口座とは別に、貯蓄用や普段使い用に、使い勝手の良いサブバンクに口座を持つこと。選ぶ際は金融機関による金利や、手数料、ATMの設置数の違いに注目しましょう。お得な銀行の選び方について、ファイナンシャル・プランナーの風呂内亜矢さんにお話を伺いました。

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Point1 高金利のネット銀行は、とりあえず貯蓄に最適

Web上で営業するネット銀行は実店舗がない分、経費を節減できるため、他の銀行に比べて金利が高いのが魅力です。たとえば、東京スター銀行には年利0.3%で1週間満期の定期預金が。新生銀行にも年利0.15%で2週間満期の預金があります。どちらも期間が短く、普通預金の感覚で使えて便利です。現在、都市銀行の普通預金の金利は0.02%しかありません。だから振り込まれたお給料をそのまま置いておくより、「とりあえず使わないお金」はこうした口座に移す方が絶対にお得!

Point2 ATMの手数料を払わずにすむ口座を選ぶ

都市銀行はATM設置台数が多いのが利点ですが、油断すると手数料がかさみがちに。特に、週末にコンビニで下ろすことが重なると、年間で数千円もの出費に!銀行からお金を引き出すのは月に一度と決めるのが理想。もし夜間や週末の利用を減らせないなら、コンビニATMで優遇されている口座を選ぶのもひとつの方法です。たとえば新生銀行はコンビニ、都市銀行、ゆうちょ銀行すべてのATMで手数料が日時に関わらず無料。また都市銀行の中でも三井住友銀行は、セブン、ローソンなど3社の提携ATMを月4回まで無料で使えます。

Point3 ローカルな信金&信組は資金運用にぴったり

地域密着型の地方銀行や信用金庫、信用組合は、他にはない有利な条件の預金キャンペーンを行うことがあります。ボーナス時期を狙った金利優遇などもあるので、その時期にのぞいてみると、いい貯蓄商品に出合えるかもしれません。店舗数が多くはないので、フレキシブルにお金を出し入れするには不向きですが、資産運用口座と割り切ってしまえば最適です。

給与振り込み用のメインバンクは会社に指定されることも多いですが、貯蓄用やお財布代わりのサブバンクは自由に開設できます。用途の決まっていなお金を普通預金に置いたままだと何となく使ってしまうこともあるので、まずはそれを金利の良いサブバンクに預け替えることから始めてみましょう。賢い銀行選びは、お金を確実に貯める習慣にもつながるはずです。

文●鈴木恵美子

風呂内亜矢さんプロフィール
26歳でマンション購入したことをきっかけにお金の勉強を開始。現在は夫婦で4件の物件を所有。TV、新聞、セミナーなどで情報発信中。

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