「スマホ通話料」で家計を圧迫しないための、ちょっとしたウラ技

更新:2018/07/23

貯金・節約

「スマホ通話料」で家計を圧迫しないための、ちょっとしたウラ技

スマホに替えてから通話料金が高くなった......、と頭を痛めている人も多いのでは? それもそのはず。スマホの通話料は、基本20円/30秒(税別)と、結構高め。その上、従来の携帯電話にはプラン別に設定されていた「無料通話分」がないため、使う度に料金が加算されてしまうのです。ちょっと話し込んだだけで家計を大きく圧迫しかねないスマホ料金。もうちょっと何とかならないの? ということで、今回は通話料をおさえるための「ウラ技」をいくつかご紹介します。

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【ビジネス使用もOK! 高品質なのに通話料半額の電話アプリも】

スマホでの通話料節約のため、Skypeのような無料通話アプリや、IP電話アプリを取り入れている人も多いはず。しかしこれらのサービスはインターネット回線を利用しているため、ネット環境に通話が左右されるのが難点。通話中に切れてしまったり、相手の声が聞こえにくくなったり......。そんなことが度々あるとなると、ビジネス相手との電話や、プライベートでも重要な用件の電話で使うのは、ちょっと考えてしまいしますよね。

もう一つのおススメしたい選択肢は、インターネット回線ではなく電話回線を使った電話アプリです。このタイプのアプリなら、通話の品質はスマホでの通常の電話使用時と同じ。ネット環境によって音質が不安定になることもありません。

無料通話アプリのように通話料がゼロになるわけではありませんが、それでもかなりの料金ダウンが見込めます。たとえば「楽天でんわ」の場合、電話番号はそのままで、通話料は半額(※)に。お得な料金設定に加えて、音質が安定している点と、自分の電話番号がそのまま表示される点は、仕事で使うには大きなメリットと言えるでしょう。基本使用料は特にかからず、使った分だけ後払いするシステムなので、とりあえず利用登録しておいて損はありません。

※通話料が30秒20円(税別)のプランを携帯電話事業者と契約している人の場合(国際通話を除く)

【家族との通話には「家族割」適用が基本】

家族間で同じ携帯電話会社に加入して「家族割」を適用するのは、通話料節約の基本テク。しかし電話アプリを使ってかけた場合、家族割で無料になるはずの相手への電話も有料になってしまうことがあるので、その点には注意が必要です。ただし上述の「楽天でんわ」アプリでは、家族や同じ携帯電話会社を使っている相手をあらかじめ「無料通話リスト」に登録しておけば、それまで通り無料で電話をかけることができます。

【恋人、友人とのお喋りは「無料通話アプリ」or「IP電話」で】

「無料通話アプリ」や「IP電話アプリ」については、ネット環境によって通話が不安定になるといったデメリットを挙げましたが、「安くつく」という捨て難いメリットもあります。そこで、たとえば友人との世間話や恋人との会話など、途中で切れてもあまり問題ない通話にのみ、これらのサービスを利用してはいかがでしょうか。

無料通話アプリには、Skype、LINE、Viber、カカオトークなど多種あります。使い勝手が良いものや、よく話す家族や友人と同じものを選ぶといいでしょう。ただ、こうした無料通話アプリは、同じアプリを登録している相手としか通話ができません。その点、「050plus」に代表されるIP電話アプリなら、一般の携帯電話や固定電話にかけた場合も、無料ではないものの通話料が格安に。また無料通話アプリと同様、アプリ同士の通話も無料になります。

まとめると、仕事や重要な用件の電話は電話回線を使った電話アプリ、家族間では家族割、プライベートのお喋りは無料通話アプリかIP電話アプリというように、複数のサービスを駆使することが、スマホ通話料やりくりのコツと言えそうです。ちょっとしたひと手間でかなりの節約になるので、スマホ通話料にお悩みの方、出費をおさえたい方は、ぜひ検討してみてくださいね。

文●本居佳菜子(エフスタイル)

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