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テレビゲームをすると、キレやすくなったり思考力が落ちると言われている「ゲーム脳」はウソだった!?

2014/03/08

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テレビゲームをすると、キレやすくなったり思考力が落ちると言われている「ゲーム脳」はウソだった!?

「ゲームをやりすぎると、キレやすくなる」。ゲーム好きならずとも一度は聞いたことがあるフレーズではないでしょうか。いまだになんとなくそう思っていて、ゲームに対してネガティブなイメージを持っている人も少なくないはず。この話が世間を賑わせた元となっているのが、森昭雄教授が2002年に発表した『ゲーム脳の恐怖』(NHK出版)という本。当時はマスコミに盛んに取り上げられ、凶悪事件があると、たびたびこの「ゲーム脳」が取り沙汰されました。しかしこの「ゲーム脳」については、科学者のなかでも意見がわかれているのをご存知ですか? そしてこの説を「科学の皮をかぶったニセ科学」と一刀両断したのが『謎解き 超科学』(彩図社)です。

この『謎解き 超科学』をざっと要約すると下記のようになります。



1.著者の森昭雄教授は脳や神経の研究の専門家ではない。そのため脳波に関する基本的な知識が欠落している。

2.本書をよく読むと、「ゲーム中の脳波は、健常者の安静時の脳と似ている」という理屈になってしまう。つまり、「安静にするのは危険」となってしまう。

3.「ゲーム脳防止」のために運動を推奨しているが、運動でもゲームでも同じ脳波の動きが出ている。それにも関わらず、運動は良くてゲームは悪い、としている。

4.ベータ波、アルファ波値を脳の異常の指標とするのは森教授独自の主張。「アルファ波とベータ波が重なると痴呆」というのも臨床医からも否定されている。脳の異常の指標となるデルタ波やシータ波、あるいは棘波や鋭波といった脳波を無視している。

5.脳波の測定方法に関してもアーチファクト(本物の信号とまぎらわしいノイズ)を拾ってしまう方法で、同様の方法で他の機関が測定してみたところ、ベータ波だと思っていたものはほとんどアーチファクトだったという

6.アメリカでも日本でも、未成年者による殺人事件はこの半世紀で大幅に減少している。暴力的なゲームはむしろ増えているのに、事件が減っているのはなぜなのか。



ちなみに、マイナビ フレッシャーズが集計したアンケートでは、「ゲームをしすぎるとキレやすくなったり、思考力が低下する」ことについて「そう思う」と答えたのが、全体の21.5%。「そう思わない」が31.0%。「どちらともいえない」が47.5%でした。



この『謎解き 超科学』内では、そもそもゲームを長くやらせすぎるような家庭では、満足な教育が行われていないであろうし、そんなにゲームをやれば勉強の成績が下がるだろう、と締めくくっています。たしかにそう考えれば、「ゲーム脳」が否定できるからといって、子どもがゲームをやりすぎることがいいこととはいえません。さて、みなさんはゲーム脳について、どう思いますか?



参考:『謎解き 超科学』(彩図社)

http://www.saiz.co.jp/saizhtml/bookisbn.php?i=4-88392-957-3



文・オリスリス

アンケート:マイナビスチューデント調べ(19〜29歳の内定者493名)

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