全国の「グーとパー」での組み分け、地方によってこんなに違う

更新:2022/01/17

社会人ライフ

全国の「グーとパー」での組み分け、地方によってこんなに違う

みなさん、子どもの頃にドッジボールをするとき、チーム分けはどうしていましたか? 例えば筆者の場合は幼少期を過ごした2つの地域で異なりました。千葉県習志野市ではグーとチョキで「グーチョ」、その後引っ越した神奈川県横浜市ではご存知「グットッパ」。同じ首都圏でもこんなに変わる「組み分け」。全国ではどんなものがあるのでしょうか。アンケートしてみました。

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【関東】

関東では「グッパージャス(東京都葛飾区)」や「グッとパーでわかれましょう(東京都厚木市)」、「グットッパ(埼玉県さいたま市)」あたりが主流のようです。「グットッパ」の亜種として「グッチッパ(神奈川県横浜市)」など、「グーパージャス」の亜種として「グッパーエス(千葉県船橋市)」「グーパーショ(神奈川県茅ヶ崎市)」「グーパーワイ(群馬県太田市)」などがあります。おもしろいのは「グッパグッパグッパッパ(群馬)」、「グッパーグッパーグーグーパッ(神奈川県川崎市)」、「グッパーグッパーグッパージャン(東京江戸川区)」など、微妙な違いがあるところです。元がどれなのかは分かりませんが、おそらく同一の祖先を持つ種だと考えられます。

【近畿】

近畿でも「グットッパ(兵庫県神戸市)」は多いようですが、そのほかで特徴的なのが「ほい」というフレーズが入るところです。「グットッパでホイ(兵庫県姫路市)」や「ぐっぱーぐっぱーぐっぱでほい(三重県津市)」、「ぐっぱでほい(大阪府東大阪市)」など、この「ほい」は関東にはあまり見られない特徴で、独特の愛嬌があります。そして近畿以西では関東で見られた「グーパージャス」はほとんど姿を消します。また兵庫県は独特の掛け声を数多く持っている地域で「アイラッセ(兵庫県宝塚市)」や「うーららおーもーて(兵庫県神戸市)」、「いんじゃんほい(兵庫県神戸市)」「グッパーッパー(兵庫県神戸市)」など、多くの文化が入り乱れる港町らしい多様性が確認されます。

【北海道・東北】

北海道ではグーとパーに加え、グーとチョキで分かれる地方も多いようです。掛け声も「グーとチーで合った人(北海道石狩市)」、「グッチーグッチーグッチッチ(北海道札幌市)」など。さらに「合った人」というワンフレーズが入ることが多いのも北海道の特徴です。独特な言い回しでは「グーロッパ(福島県郡山市)」、「パンチョス(宮城県仙台市)」などがあります。おそらく「パンチョス」はパーとチョキという全国でもまれに見る組み分け方法と予想できます。

【中部】

愛知県では「そろい」や「あわせ」というフレーズが入る「グッとパでそろい(愛知県名古屋市)」「グッパであわせ(愛知県刈谷市)」などが多いようです。掛け声の基本は「グットッパ」型ですが、「グッとピーであわせ(愛知県新城市)」など少しアレンジが加わっているものも。そのお隣の岐阜では「さいしょはぐーじゃんけんぽい(岐阜県岐阜市)」「グーパーじゃんけん、せーの(岐阜県郡上市)」と、普通のジャンケンと同じ掛け声で行う場合もあるようです。そのほかの地域では「グーキーグーキーおっとも〜やっす(石川県金沢市)」、「ドーロンパ(富山県射水市)」、「グーパだよ(静岡県伊豆の国市)」「ぐとぱのおーたーま(福井県北部)」など、バラエティ豊かな掛け声が挙がりました。どれも他の地方にはない、オリジナリティあふれる響きですね。

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