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威厳か不潔か。ヒゲが相手に与える心理的影響とは?

2014/02/28

ファッション全般

威厳か不潔か。ヒゲが相手に与える心理的影響とは?

オシャレにも見えるし、威厳があるようにも見えるし、不潔にも見える「ヒゲ」。今回は、そんなヒゲが、他人に与える心理的影響についてリサーチ。臨床心理士 神戸臨床心理オフィス代表の内田智章先生に、「ヒゲを生やした男性は、社会的にどのように見られることが多いのか」を聞いてみました。



オシャレor無精!?

「ヒゲは『威厳か不潔か』と、二択で問われれば後者でしょう」と、早速キッパリと回答してくれた内田先生。「良いイメージの場合は『オシャレ』、悪いイメージの場合は『無精・背伸びしようとしている』などと思われがちなヒゲですが、現代の日本社会であれば、後者が多いと思いますよ」と話し、「その人が社会的に認められているかどうかで、ヒゲが与える印象は変わってきます。社会的に認められていない人の場合は、マイナスのイメージを持たれやすい傾向があります」とクギを刺します。



とはいえ、「すでに社会的に成功していたり、軌道に乗っている、あるいは自分に納得している人の場合に限っては、ヒゲは『余裕』や『威厳』としておおむね良い方向で、好意的に受け止められる確率が高いと思います」とのこと。ヒゲをトレードマークとしたり、個性を出すためには、自己ブランディングがなされた上で取り入れるのがいいようです。



恋愛とヒゲの関係

また、ヒゲはビジネスシーンだけでなく、恋愛シーンにおいても影響があるのでしょうか? この質問に、内田先生は「あると思います。前出のとおり、不潔と感じる人が多いので、ヒゲを生やすのは相手に好意を持ってもらってからでも遅くないのでは」とアドバイス。「好きになってもらえば『あばたもえくぼ』(ハロー効果)となる確率が急上昇しますので、ヒゲを生やすのはそれからでも遅くありません。ハロー効果は、逆にとらえられると『坊主憎けりゃ袈裟まで憎い』になります。ヒゲが悪い相乗効果となって恋愛に影響しないように注意しましょう」と、ユニークなエールを送ってくれました。



ただし、相手にギャップを感じさせたいときには、ヒゲを利用するのも手。「だらしない部分が露呈したと受け止められる危険性もはらんでいますが、『日ごろ見せない自分』を特定の人にだけ見せるという意味で、たまにヒゲをそらない自分を見せるというのも、値打ちをつける意味で効果があると思います」と、付け加えてくれました。



続いて、ヒゲに対する、地域や年齢によっての考え方、見られ方を分析。内田先生は、「例えば多少の変動はあれども、中東地域においては成人男子にとってヒゲが一般的なたしなみであると言われることも多いですし、日本の戦国時代や明治時代の戦いを志向する時代においては、特に上に立つ者の間では、『威厳』や『強さ』の表現として流行しました」とコメント。ヒゲはやはり、原始的・本能的な「強さの象徴」のひとつであると言えるようです。また、老若で考えると、「年配の人の場合は『がっつかない成熟した落ち着いた表現』、若い人の場合は『自分の独自性、強さのアピール、背伸び』というものを表現していると受け止められることが多いです」と内田先生。年齢の違いでヒゲの見られ方も大きく変わってくるようです。



ヒゲを生やす最適なタイミングは?

最後に内田先生から、若いビジネスマンに向けて、メッセージ。「コミュニケーションの基本は、相手に不快感を与えないこと。無理に最初から強烈なインパクトを与える必要はなく、成功者の真似をして、あまり背伸びをしないことが賢明です。ヒゲをのばし始めるのは、奔放な遊び心は別として、自分が成長しているという実感がわいてから、または軌道に乗り始めてからでも良いのでは?」とのこと。「もっとも『自分は成長する!』という決心がついているのであれば、先に外面を演出することから始めて、自分を奮い立たせたり、追い込んだりするのも有効です。実際に成長すれば、ヒゲの果たす役割は終え、必要がなくなっているのかもしれません」。



遊び心やチャレンジ精神などの理由でヒゲを生やすのはもちろんアリですが、生やすなら、その前に社会的な影響を考えることは必須。主観におぼれず、恋愛相手、仕事相手、周囲の反応はどうか、常に冷静に把握しておきたいところです。



文●平井ライラ(エフスタイル)



取材協力/内田智章先生

臨床心理士。神戸臨床心理オフィス代表。オールアバウトガイド「臨床心理士、カウンセリングなど」。よりよい効果を狙い、日々工夫を重ね、催眠・イメージ療法、認知行動療法ほか、各種心理療法を織り交ぜたカウンセリングを行っている。自らのオフィス及び大学等でのセッション・講座の活動のほか、最近では映画 「シャニダールの墓」(石井岳龍監督、2013年度モントリオー ル世界映画祭正式招待作品)における臨床心理カウンセリング指導や、コミック「私がダメ母だったわけ」 (武嶌波著 2014年刊 コミックエッセイの森)にも登場している。スカイプによるカウンセリングは日本全国に対応。

神戸臨床心理オフィス ウェブサイト:http://kokoro-kobe.com/

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