仕事に才能はいらない! スピード出世する人がしている「たった3つの仕事の基本」

更新:2016/01/28

スキルアップ

仕事に才能はいらない! スピード出世する人がしている「たった3つの仕事の基本」

皆さんの周りにも「この人みたいになりたい!」と憧れる先輩や上司がいるのではないでしょうか? もしそのような人がいなくても「同期に差をつけたい」「上司に認めてもらいたい」と考えている人も多いと思います。



なかには、「私には特別な才能があるわけじゃないし......」、「そもそも次元が違うから......」と諦めている人も多いのでは? しかし、諦めることはありません。



実は、ビジネスで成功している人の多くが、特別な能力を磨くことよりも、誰でも実践できる「仕事の基本」を徹底することが大切だと考えているのです。

特に20代の若手にとって、そのような働き方は評価されるための重要なカギになるのです。

『仕事に才能はいらない』(かんき出版)の著者、金田博之氏は次のように話します。

「私は大学卒業後、グローバルに展開する大手IT企業の日本法人に就職し、30歳で部長職、35歳でナンバー3のポストである本部長に抜擢されました。どちらも史上最年少でした。こう聞くと『ITスペシャリスト』のように思われるかもしれません。

しかし、就職当時の私は文系出身のためITスキルがゼロ。英語もまったく話せない状態でした。優秀な同期が花形部署で活躍する傍ら、会社の片隅でDMを発送する仕事をしていました。そんな私を救ってくれたのは『あたり前のことを誰よりも一生懸命やる』という、シンプルな仕事に対する『姿勢』。もちろんこれは今でも続けています」。

そんな金田さんが、特に大切にしているのは次のたった3つだそうです。



【1】小さな分野でまず「一番」になる

若い頃から即戦力として仕事ができる人はほとんどいません。いきなり営業で一番、人脈で一番など、高い目標を設定しても、経験豊富な先輩にかなうわけがありません。だから自分でもできるような小さな分野で一番になることを目指すのが大事。「きちんと返事をする」「挨拶」「アポ取り電話の回数」など、何でも構いません。「あたり前すぎてみんながやっていないこと」を徹底的に追求する姿勢は大きな武器になります。



【2】「雑用」にも価値を見出す

若いうちはつまらない「雑用」のような仕事ばかりさせられます。しかし、そこでやる気をなくしてはもったいない。雑用も会社にとっては大事な業務。もしやる気がでない場合は、視点を変えて価値を見出しましょう。例えば会議資料の準備であれば、締切りの数日前に資料の配布を終える。そうすれば、会議前に目を通す人が増え、早く本題に入ることができ、議論が深まるかもしれません。電話番なら、お客様との交渉力を磨く訓練だと考える。営業を目指している人にとっては貴重なトレーニングになるはずです。このように、一見雑用のような仕事でも、視点を変えて取り組むことで、評価されるチャンスに変えることができるのです。



【3】「報告書」でチャンスをつかむ

日報や週報などの定例の報告書は、つい手を抜いてしまいがちですが、それは大きな間違い。これは上司が部下の能力や意識の高低を判断する格好の材料。「仕事を理解しているか」「自分の役割を認識しているか」など、仕事に対する意識がはっきりと出るのです。



・期限どおりに提出する

・簡潔な文章を心がける

・事実だけでなく自分の意見を添える



この3つを守るだけで上司からの評価は必ず上がります。報告は上司に認められるための最大の武器だと心得ましょう。



いかがでしょうか。どんなに小さな仕事でも、しっかりとこなし、工夫することが評価につながり、それがチャンスに恵まれるための重要な要素になるのです。



もし、今の仕事に価値を見出せないなら、目の前の業務を色々な視点から捉えてみてはいかがでしょうか。



トップで活躍している人たちは、難しいことをしているわけではなく、何よりも「基本」を大事しているのです。仕事の基本をしっかりできるようになれば、現状から大きく飛躍できるはずです。





『仕事に才能はいらない一生成長し続けるための働き方の基本』(金田博之 著・かんき出版 刊)http://www.kankidirect.com/np/isbn/9784761269562





(文・編集部)

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