都知事選の争点、原発について若者の意見は?

2014/01/24

対人マナー

都知事選の争点、原発について若者の意見は?

猪瀬都知事の辞任を受けて、東京都の8人目の都知事を選ぶ選挙(2月9日投開票)が行われます。その大きな争点のひとつ、原発の問題。そもそも、都知事選で国が決めるべき原発政策を争点にすることの是非はありますが、何人かの候補者はその立場を強く主張しています。さて、大切なのは未来を担う若者の意見です。そこでマイナビスチューデントでは今年、就職予定の内定学生469名にアンケートしました。



Q.原子力発電についてどう思いますか?

今すぐ脱原子力発電すべき......9.8%(10.9%)

段階的に原子力発電を減らすべき......65.2%(59.8%)

原発は維持・発展させるべき......24.9%(29.3%)

()内は都内居住者の数字。



【今すぐ脱原発するべき】

・いつ地震が来るのかわからないのに危ない。経済のことを考えている場合ではない(女性/埼玉)

・原発は危険だし、放射性廃棄物の処理問題、作業員の被ばくリスク、解体時に膨大なコストがかかるなどデメリットが多いから。安く効率よく大量に発電できるのだろうが、国民がもっと節電の意識を高めたり、太陽光発電を活用していくことでどうにかなるのではないかと思う(女性/兵庫)

・原発によるリスクを負わずして生活を維持することを考える(女性/神奈川県)

・原発が稼働していなくても何ら問題のない今、それを維持する理由が分からないから(男性/神奈川)

・天下りの温床。原発地域出身者に対する差別があるから(女性/東京)

・原発を動かしていなくても、深刻な電力不足は起こらなかったため(女性/京都)

・周りにも原発関係で避難をしている人がいる(男性/宮城)

・あぶない。今の生活が不便になっても、やめるべき。日本の国土は狭いんだから大切にしなければ生きていけない。日本は日本なりのエネルギーを確保していくべき(女性/熊本)

・放射性廃棄物の完璧な処理方法が確立されていないから(男性/愛媛)

・東日本大震災で被災した身として、また福島の知り合いのことを考える立場として、原発はすでに人々を苦しめるものでしかなくなってしまった。原発がなくても住みよい国づくりをすべき(女性/宮城)



【段階的に原子力発電を減らすべき】

・大地震により原子力発電に潜む危険性は痛いほどわかっているものの、今すぐ停止してしまったら、電力の供給が追い付くのかという不安はある。徐々に減らしていき、今まで以上の電力をまかなっていける社会をしっかりと形成したうえで廃炉を行うべき(男性/東京)

・このまま維持または増やす必要もないが、現段階で廃止してしまうと、他の発電にかかるコストや、CO2排出量の増加、雇用の問題など、いろいろとデメリットがあると思う(男性/静岡)

・原発に取って代わるほどの効率の良い安定した電力供給システムが確立されていないのに、脱原発と言っても国民の生活を圧迫するだけ(男性/兵庫)

・現時点で全ての原発を止めるのはリスクが大きすぎる。しかし、東電の対応などを見ていると原発を完全に制御できていないように見受けられるため、多少燃料費などで価格が上昇したとしても安全を取るべきじゃないかと思う(女性/兵庫)

・事故が起こったときの対応ができないようでは、原子力発電所を扱えない。海外に原発を売る行為も、責任が取れないようならやめるべきだ(男性/兵庫)

・経済的な面で原発の恩恵も大きいので、すぐになくすと悪影響がありそう(男性/神奈川)

・現時点では100%の安全性を保障できないのだから、今すぐには無理でも段階的に原発依存割合を減らしていくべきだと思う(男性/東京)

・原発が無いと生活ができないようにしたのは私たち日本人なのに、今すぐ脱原発を主張するのはおかしい。原発に代わるエネルギーを発見するまで段階的に減らすべき(女性/奈良)

・二酸化炭素排出量の面から考えると原発は環境に良いものだと思うから、一概に悪いものとは言い切れないと思う(女性/神奈川)

・いずれ原発をなくすべきだと思うが、今すぐにというのは現実的でない(女性/福島)



【原発は維持・発展させるべき】

・いまこそ技術力の見せ所。今までは安全基準に問題があった(男性/東京)

・日本のように資源の乏しい国で脱原発や減原発というのは極めて困難(男性/京都)

・原発に頼らないと、今の生活は維持できないと思う。原発を減らして、不便な生活を強いられたら我慢できる人はいないと思う(男性/兵庫)

・今まではそこまで多くの問題があったわけではなく、今回は異常な自然災害による要因も多い。今後この規模を超える自然災害が頻繁にあるなら、それに対応できるように技術を向上させれば良いし、向上できないならやめれば良い。とにかく現状ではそれほど大きな方向転換はいらない(男性/埼玉)

・ハイリスクハイリターンを認識して扱う必要がある(男性/兵庫)

・現実的に考えて、現代は原発なしの生活にはもう戻れないと思う。ただし事故などの影響は深刻なため、事故が起こらないための対策を十分にとるべき(女性/岡山)

・世間が放射能について正しい知識を持ち、正しい判断ができるようになるまでは、現状維持が妥当だと思う(女性/東京)

・技術が進歩しているからこそ原発はかなり安全になっており、利用価値の高いものになっている(女性/埼玉)

・環境への負荷という点では最も優れている発電方法だから。もし太陽光や風力で電力を賄うのが現実的であればそちらにシフトすべきだとは思う(男性/京都)

・さまざまなリスクは前から抱えていて、それが東日本大震災で浮き彫りになっただけ。家電製品の恩恵を受け、オール電化住宅が流行っている中で、恩恵は受け続けたいけどリスクは減らしたいというのは身勝手に感じる(男性/広島)

・経済を考慮し、国民全体の利益を考えると答えは一つになる(男性/東京)

・原発を無くすことよりも、今よりも良い地震対策と使用済み燃料の廃棄方法を考えるべき(男性/石川)



多くの学生が段階的に原発を減らすべきと答えました。日本のエネルギー政策の中長期的な方向性を示す「エネルギー基本計画」は2月中に発表される予定ですが、国がどのような方向に進もうとしているのか、若い世代にこそ注目してほしいですね。さて、都知事選ではどのような結果が出るでしょうか。



文●オリスリス

アンケート:マイナビスチューデント調べ(内定学生469名)

調査期間:2013年12月

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