検定も話題! 「島耕作」から学ぶ、サラリーマンの生き方

更新:2016/01/28

社会人ライフ

検定も話題! 「島耕作」から学ぶ、サラリーマンの生き方

『課長 島耕作検定』を知っているだろうか?

その名の通り、漫画『課長島耕作』に関する検定試験だが、これが「下手な自己啓発本よりもよほど役立つ」「勤め人としての生き方に共感できる」「大人の恋愛の参考に......」と、サラリーマンの間で話題となっているのだ。 

ここで『課長島耕作』ってどんな漫画? という人に向けてこの作品を解説しておくと、団塊世代のサラリーマンである主人公、島耕作が、企業社会のなかで仕事に恋に活躍し、数々のピンチを切り抜け、出世していく......、というのがアウトラインだ。ちなみに、連載は1983年から現在まで続いており、島の現在の役職は会長となっている(役職がかわる度にタイトルも変更され、現在は『会長島耕作』)。また、物語が現実社会と同じ時間軸で進行しているのも大きな特徴で、その時代の社会問題なども展開に盛り込まれているため、時事問題を知るのにも役立つ。

 この漫画の読者層は主人公と同じく団塊世代が中心だが、検定をきっかけに若い世代からも注目を集めているらしい。そもそも"サラリーマンのバイブル"という異名を持つ作品。ぜひともこれから社会へと巣立っていくフレッシャーズにも読んでもらいたい! ということで、作者の弘兼憲史先生にインタビューを行なった。



Q.島耕作シリーズは、30年間連載されています。これから読もうという人に、オススメなのは?



「若手ビジネスパーソンの方には、若き日の島を描いた『ヤング島耕作』が一番刺さると思います。僕のサラリーマン時代の体験を下敷きとした作品で、時代設定こそ1970年代から80年代初期ですが、会社組織における人間関係など、現在にも十分通じる話が中心です」



Q.島耕作シリーズにはどんなメッセージが込められているのですか?



「漫画も検定も、いわゆるエンタメなので、基本的には楽しんでいただくのが一番。ただ、自分で言うのもおこがましいのですが、サラリーマンという仕事、あるいは、会社という組織がどんなものかが垣間見える作品だとは思います。不条理な部分もリアルに描いているので、『こういうこともあるんだ』と学んでもらえればうれしいです」



Q.島耕作のように会社で出世するために必要なことは?



「上司から好かれるというのは大きなポイントとなるでしょうね。なかには苦手な人もいるでしょう。その時に遠ざかるのではなく、自分から近づいていってみる。自分より上にいるということは、なにかしら長けた部分があるはずです。そこを学びとるだけでも勉強になります。極論ですが、本当に嫌な人間なら、反面教師にすればいいんです(笑)」





文●村上陽一





『課長 島耕作検定』 https://www.kentei-do.com/shimakosaku/

書籍/『課長 島耕作検定問題集』(発行:ローソンHMVエンタテイメント)

http://bit.ly/1cQamam

WEB試験・場所/2013年12月9日(月)〜2014年2月28日(金)

JCCA 加盟の262店舗のネットカフェ(自遊空間184 店舗、他78店舗)

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