自動車や電化製品などの商品や、漫画やアニメなどが世界で親しまれ、世界中の人が日本をよく知っている時代です。しかし、実際に海外に行ってみると、日本ってまだまだ誤解されているなと感じることがたくさんあります。今回はそんな間違っている世界の「日本」を、世界をまたにかけて仕事をしている外資系企業社員に聞いてみました。
■寿司
「ハワイで入った日本料理店で、『ゴジラロール』なる寿司を見ました。エビ天とネギ天の巻き寿司で、その上にアボカドと辛いソースのかかったマグロが乗っていて、さらにその上に、鰹節とテリヤキソースがかかっています。その見た目はまさにイモムシ。グロテスクな見た目ですが、食べてみたら甘酸っぱい味にトロリとした食感ですごく美味しかったです」(30歳/男性/金融・証券)
今ではアボカドの巻き寿司「カリフォリニアロール」も、今では日本の回転寿司店などで普通に食べることができますし、逆輸入の寿司を日本で売っても意外と人気が出るかもしれませんね。
■芸者
「ロサンゼルスに行った時、『芸者』という店を見つけました。真っ赤な店舗の壁に、『情熱的』『会う約束』などの日本語が書かれていて、実に不気味。さらに、正面には芸者のセクシーな写真が貼られていて、芸者と花魁と区別がついていないんだなあと感じました」(31歳/男性/医療・福祉)
海外の映画を見ると、芸者が勘違いされているものがたくさんありますよね。でも、外国人からすると正しく区別するのは困難かもしれません。
■そば
「イギリスに出張で行ったときに入った、日本料理店の料理がすごかったです。メニューに『NIHON SOBA(日本そば)』があり、注文してみると出てきたのは、焼きうどん。店員に『私が頼んだのは焼きうどんではないですよ』と言ったところ、『これがうちの店の日本そばだ』と言い返されました」(28歳/男性/自動車関連)
世界中で日本食ブームが起きているとはいいますが、まだまだ浸透していないようですね。
■空手
「フランスのテレビ番組で、空手が紹介された時、男性が登場し空手の型をやっていたのですが、明らかにカンフーの動きをしたり、鎌や扇、吹き矢まで使った忍術を披露したり、ずいぶん空手が誤解されていると感じました。最後には、気の力でたくさんの人を吹き飛ばす気功をやっていました。ついホテルの部屋で、これは空手じゃないと叫んでしまいました」(24歳/男性/小売店)
海外では、今でも日本人が刀を持って歩いている、本当に忍者がいると勘違いしている人が少なくないようですね。
■味噌汁
「オーストラリアの友人の家に行ったとき、味噌汁を振舞われたのですが、中に砂糖がどっさり入れられていて、すごく甘かったため、全部飲みきれませんでした。『日本人なのに何で味噌スープを飲まないんだ?』と言われましたが、こんなの味噌汁じゃありません!」(29歳/男性/自動車関連)
味噌汁と砂糖の相性はすごく悪そう......
海外から見た日本文化は、まだまだ誤解されていますね。筆者も海外の映画やドラマを見ているとき日本が舞台なのにもかかわらず、虎や獅子がデザインのものが登場したり、ハングルが書かれたりしているシーンを見たことが何度もあり、日本と中国、韓国が混合されているものも少なくないように感じます。もし外国人と接する機会があれば、おもしろい誤解エピソードを聞きつつ、正しい日本文化を教えてあげましょう。
文●岩見杏(プレスラボ)
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