2014卒内定者の就職活動実態

更新:2016/01/28

内定・内定辞退

2014卒内定者の就職活動実態

2014卒の内定者の就職活動はどのようなものだったのか。

就職活動の実態を知るべく、実際に企業から内定を獲得したフレッシャーズ会員434名にアンケート調査してみました。



Q就職活動でエントリーシートを提出した企業の数は?



1位 15社〜19社 21.3%

2位 10社〜14社 16.6%

3位 20社〜24社 14.8%

4位  1社〜 4社 11.6%

5位 30社〜34社  8.3%



エントリーシートの提出数は、1社〜34社が7割以上を占める結果に。また、提出数が一社のみの人が4.6%もいました。エントリーシートを初めて提出した企業にいきなり内定をもらえるとは驚きです。



Q内定した企業の数を教えて下さい。



1位 1社 52.5%

2位 2社 24.4%

3位 3社 11.8%

4位 4社  6.9%

5位 5社  2.5%



実際に企業から内定をもらった数は、1社が52.5%と断トツ。自己分析と業界研究をしっかり取り組んだ人は、迷わず決断できる傾向があり、1社で決めてしまう人が多いようです。そんな中16社から内定をもらった強者も。よりどりみどりで、逆に進路を絞るのが大変そうです。



Q就職活動で一番困ったことを教えて下さい。



1位 交通費、食費などの金銭面 35.0%

2位 スケジュール管理      6.9%

3位 学業との両立        6.7%

4位 服装について        4.8%

5位 特になし          4.1%



就職活動中の苦労で圧倒的に声が多かったのが、金銭面についてでした。とりわけ交通費の捻出に苦労する人が多く、「沖縄から首都圏での就職を目指していたため、たびたび沖縄と東京を行き来することになり、莫大な交通費がかかった」(男性/21歳/情報・IT業界内定)「宮城県から東京までの移動費、宿泊費を含めて総額20万円以上かかった」(女性/23歳/団体・公益法人・官公庁内定)など、地方から首都圏での就職を目指す学生は出費がかさんだようです。

2位は、スケジュール管理について。「最終面接の日程がかぶり、片方を棄権しなければならなかった」(女性/26歳/学校・教育関連業界内定)というように、大事な面接が重なり、苦しい決断を強いられることも。注意はしていても、日程が限られている面接ではどうしても重なってしまうことがあるようです。

3位は学業との両立。「研究との両立が大変だった」(男性/23歳/自動車関連業界内定)「勉強時間の確保ができない」(女性/21歳/医療・福祉業界内定)など、就職活動中でも理系の学生などは、研究室の課題や実験に追われて両立が難しい人もいるようです。4位はスーツや就職活動中の服装について。「ワイシャツの洗濯が間に合わずストックが切れた」(男性/24歳/自動車関連業界内定)「ストッキングがすぐ破れて買わないといけなく大変だった」(女性/21歳/通信業界内定)など、男性はワイシャツ、女性はストッキングに関して悩む人が多数。特にワイシャツは洗濯やクリーニングに出す必要があるので、余分に用意しておく必要が有るようです。

5位は、意外にも特になし。2014卒の内定率はリーマン・ショック以後最高。特に大きな悩みはなく、比較的スムーズに内定をもらえた学生が多いようです。



他にもエントリーシートや身だしなみ、体力、精神面の疲労など様々な悩みがありました。そんな中、先日発表された2014卒の就職活動を表す一字は「楽」。昨年の「苦」と比較すると、就職活動に対してポジティブな感想を持った学生が増えたようです。皆さんは実際はいかがでしたか? 就職活動中は大変と感じていても、振り返ってみると意外と楽しかったと感じた人も少なくないのではないでしょうか。

内定者の皆さん、本当にお疲れ様でした!



調査時期:2013年7月18日〜8月9日

調査対象:フレッシャーズ調べ

調査数:内定学生434名

調査方法:インターネットログイン式アンケート

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