給料? プライベート? 就活を終えた学生たちのホンネ。

更新:2016/01/28

入社準備

給料? プライベート? 就活を終えた学生たちのホンネ。

月給で働くビジネスパーソンにとって、「残業代」は意外とバカにならない。忙しさにばらつきがある業界の人の中には月によって給与に10万以上の差が出る人も少なくないだろう。残業とは決して裕福でないフツウのビジネスパーソンにとって「したくないけど、ちょっとしたい......」という微妙なものなのだ。この給料と残業のトレード・オフの関係を、就職活動を終え、これから社会人になる学生たちはどう考えているのか。アンケートを敢行した。



Q.「給料は安いが早く帰れる」か、「給料は高いけど残業が多い」。働くならどちらがいい?

「給料は安いが早く帰れる」......53.8%

「給料は高いけど残業が多い」......46.2%



結果はほぼ半々。それぞれの意見を見てみよう。



【「給料は安いが早く帰れる」派】

・体を壊すまで仕事をしたくない。贅沢できなくても、生活できればいいと思う。(女性/23歳/情報・IT内定)

・「勤務時間内に仕事を終わらせる=効率よく仕事が環境」だと思うから。残業を多くする企業はそれだけ生産性が悪いのではないかと思う。(女性/23歳金属/鉄鋼・化学内定)

・給料が高くてもそれを使う時間がないのでは、意味がない。お金は使うものだと思う。また、自分にとって自由時間というものはとても大切で、自分の時間がしっかりとれないと仕事も頑張れない。(女性/22歳団体/公益法人・官公庁内定)

・基本給が安く抑えられていて残業を前提としているから残業代によって給料が高い会社も場合によってはあると親にいわれたことがあり、そういう会社は雇う側の意識として問題があると感じている。また残業が多いのが私の能力の問題なら仕方ないが、明らかに仕事量がおかしかったり、周りの人の能力のせいで自分も残業せざるをえないというような感じなら会社として問題があると思うので。(女性/21歳/運輸・倉庫)

・長く務める上で健康は大切。最低限のお金があれば人は幸せになれるから。なにより、人とのつながり、自己啓発、趣味に時間を割けるから。(男性/22歳金属/鉄鋼・化学内定)

・自分の時間がしっかり取れ、様々な面で、お金以上のプラスがあると思うから。(男性/21歳/商社・卸内定)



【「給料は高いけど残業が多い」派】

・お金をたくさん得ることで,経済的だけでなく精神的にも充足感が得られる。(男性/23歳/コンサルタント内定)

・早く帰ってもすることがないから。(男性/24歳/情報・IT内定)

・給料が高い方がその分社会(会社)に貢献した証だと思うし、自分の存在意義を感じられると思う。(男性/23歳/不動産内定)

・今は休日にできる趣味、将来は家族にお金をかけたいので、貯えが欲しい。奨学金もできるだけ早く返済し終えたい。(女性/23歳/金属・鉄鋼・化学内定)

・残業の多さはあまり気にならないが、給料が安いのは嫌だから。(男性/21歳/通信内定)

・給料は、最低限の生活が出来ればと考えているためあまり気にしていません。それよりも、会社に携わり勉強したいという思いが強い。(男性/21歳/ホテル・旅行・アミューズメント内定)

・心からやりたい仕事ならば残業があってもかまわないし、それで高額もらえるなら嬉しい。(女性/22歳/マスコミ・広告内定)

・「時間はあるのにお金がない」のはいや。残業が多くても、少ない休暇を満喫できるだけの資金があれば満足。(女性/22歳/運輸・倉庫)





どのように会社と付き合っていくかは、長い社会人生活を充実させるうえでとても大切なこと。ブラック企業が強いるような過度の残業は問題外だが、新人のうちから「プライベートがあるんで」と残業を断ってはチームワークに難ありと思われてしまう。まずは周りの状況を窺いつつ、必要ならば残業も笑顔でこなすのがいいかもしれない。

文・オリス(ニーマルマル)

アンケート:フレッシャーズ会員・240名(2013年7月実施)

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