【測り方で違う!?】醤油・砂糖・酒の「大さじ1杯」の違い 意外と知らない「調味量」の分量まとめ

更新:2022/07/26

社会人ライフ

醤油(しょうゆ)の大さじ1って一体どの位かご存じでしょうか?

新生活やおウチ時間の増加で、自炊を始めたという方も多いでしょう。

慣れないうちは調理本やスマホアプリのレシピ・動画を見ながらのお料理がとっても便利!

ですが「大さじ1」などと書かれていても、手元に計量スプーンがないと分量が分からず困ってしまいますよね。

目分量でやってみて微妙な味になってしまったという経験もあるかもしれません。

そこで今回は、覚えておけばきっと役に立つ「調味料の分量」について解説します。

気になる醤油の塩分とカロリーもあわせてご紹介しますので、この記事を参考に調味料の測り方をマスターしましょう!

計量スプーン・計量カップの基本レッスン

まずは、分量の表記で最も多く見られる計量スプーンと計量カップの基本からご紹介します。

  • ●大さじ1杯......15cc(ml)=15g
  • ●小さじ1杯......5cc(ml)=5g
  • ●1カップ......200cc(ml)= 200g

小学校のときに家庭科の授業などで習いますが、覚えているという方は少ないかもしれません。

普段料理をするという方でも、覚えていないから目分量が基本ということも多いのではないでしょうか。

レシピで「大さじ」や「小さじ」と表記されていたら、まずは上記で示した分量を思い出してみてください!

醤油やみりんなどの液体を「大さじ1杯」をはかりたい!

醤油大さじ1杯をはかる際はこぼれるギリギリの山盛り、つまり表面張力が働いている状態にするのがポイントです。

醤油以外にも、みりんや酒などのような液体を計量スプーンで計る際も同様に山盛りの状態で計りましょう。

砂糖や塩などを「大さじ1杯」はかる場合

液体ではなく砂糖や塩などの顆粒・粉末状のものは「すりきり1杯」ではかります。

すりきりとは、山盛りにならないよう上に盛り上がった部分は平らにカットするはかり方です。

マヨネーズやケチャップなど、とろみがあるものも同じく「すりきり1杯」ではかりましょう。

計量カップではかりたい!

計量カップで計る場合は、液体だけでなく粉末・類状のものも平らな場所に置き、真横からメモリを見ることが大切です。

特に粉末や類状の場合は机に軽く計量カップと打ち付けて鳴らしながら平たんにするようにしましょう。

醤油大さじ1杯の塩分とカロリーは?

醤油といえば気になるのが塩分ですよね。

醤油大さじ1杯の塩分とカロリー量は以下のとおりです。

食塩相当量 カロリー
濃口(こいくち)醤油 2.5g 13kcal
薄口(うすくち)醤油 2.8g 12kcal

▶︎データ引用:キッコーマン「商品情報-しょうゆ」

醤油の塩分やカロリー量は醤油の種類によっても多少異なることが分かります。

薄口(うすくち)の方が淡い色合いをしているため塩分も薄いように感じますが、実は薄口の方が塩分が多い傾向にあるようです。

醤油・砂糖・酒…「大さじ1」の重量はそれぞれ違う

「大さじ」「小さじ」「カップ」などの分量は「cc」で使うことが一般的です。

「グラム」メモリも使用できますが、計量するものによっては、同じ重さをはかったとしても実際は多少前後することを覚えておかなければなりません。

同じ15ccの分量でも、重さの違う調味料の場合はグラム数に差が出てしまうことから「グラム」に換算した場合の絶対性はないと言えます。

それに気づかず、計量スプーンや計量カップだけで済ませようとすると、塩辛くなってしまったり逆に味が感じられなかったりすることも!

ここからは、代表的な調味料の「重量」についても解説していきます。

【調味料別】計量スプーン・計量カップの重さ基準早見表

料理でよく使う調味料を「大さじ」「小さじ」「カップ」ではかった場合の重量について、早見表にしてまとめました。

調味料 大さじ1杯 小さじ1杯 1カップ
水・酒・酢 15g 5g 200g
醤油・みりん・みそ 18g 6g 230g
食塩・ウスターソース 18g 6g 240g
砂糖(上白糖) 9g 3g 130g
こしょう 6g 2g 100g
12g 4g 180g
小麦粉 9g 3g 110g
マヨネーズ 12g 4g 190g
ケチャップ 18g 6g 240g


一見同じような液体調味料でも、重量が微妙に変わっていることがわかるのではないでしょうか。

全部覚えるのはなかなか難しいですが、よく使うものだけでもざっくりと把握しておくと便利です。

心配な場合は、料理用のスケールを使って正確に測ることをおすすめします。

実は間違えやすい「小さじ」はどれ?

小さじ

計量スプーンの多くは、何点かのスプーンがセットになって販売されていますよね。

あなたは、上の写真でどのスプーンが「小さじ」か分かりますか?

「小さじ」というからには一番小さなスプーンだと考えてしまいがちですが、実はそうではありません。

大さじの次に大きなスプーン(写真真ん中)が「小さじ」なんです!

一番小さいスプーンのヒミツ

計量スプーンを見た時に、さらに小さなスプーンが付いている場合は「小さじ1/2」であることが多くあるため、要注意!

塩といえばお料理の味を大きく左右する代表格。特に「小さじ」は塩を量る時によく使われます。

計量スプーンをちゃんと確認せず間違えてしまうと、大きく味が変わってしまうことにもなりかねませんので、くれぐれも計量スプーンで「小さじ」をはかる際は気をつけましょう。 

(※注)販売されている商品によってスプーンのセット内容は異なります。詳しくはお手元の計量スプーンの表記をご確認下さい。

計量スプーンが手元にない!こんな時どうする?

ティースプーン

「いざお料理を始めてみたけれど、計量スプーンは用意していなかった!」

そんな時でも大丈夫です!

計量スプーンは他のスプーンで代用できます。

計量スプーンの代用品

以下に計量スプーンの代用として使えるものをまとめてみました。

カレースプーン 大さじ1杯相当
ペットボトルキャップ キャップ2杯で大さじ1相当
ティースプーン 小さじ1杯相当


これだけ押さえておけば計量スプーンがなくても簡単ですよね!

ただし「ティースプーン」を代用する場合は、大きさに注意しましょう。

スプーンにも色々な大きさがありますが、紅茶に添えるティースプーンは、コーヒースプーンよりもやや大きめです。

ティースプーンには茶葉をはかる役割もあるため、意外に深さがあり、しっかりとしています。

デザートを食べる時などに使われる小さくて繊細なイメージのスプーンだと、ティースプーンの代用品としては小さすぎるかもしれません。

「塩少々」VS「塩ひとつまみ」どっちが多い?

レシピを見ていると「塩少々」「塩ひとつまみ」「塩ひとつかみ」という表記を見たことがある方もいるでしょう。

あいまいな分量目安ですよね。

この3つの中で言うならば、塩ひとつかみが一番塩の分量が多いと言えます。

以下のようにまとめられます。

  • ●「塩少々」:人さし指と親指で軽くつまんだくらいの分量。およそ小さじ1/8ほどなのだとか
  • ●「塩ひとつまみ」:親指、人さし指、中指の3本でつまんだ程度の量。小さじ1/5程度
  • ●「塩ひとつかみ」:文字どおり、塩を一握りしたくらいの量。一般的に大さじ2杯程度

塩加減は慣れるまで難しいため、ぜひこの機会に覚えておくと役立つでしょう。

まとめ

調味料の分量は計量スプーンや計量カップではかれますが、醤油とお酒では同じ大さじ1杯でも3gほどの計量差が出ることがわかりました。

料理を目分量で作るのも楽かもしれませんが、慣れないうちは分量で失敗しないよう、調味料ごとに計量スプーンや計量カップではかったときの分量差をしっかり調べると安心です。

心配な方は、料理用のスケールを使って丁寧にチェックしましょう。

だんだん覚えてきたら、すぐにレシピを見ずにまず頭の中でシミュレーション。

その後でレシピを見て合っているかを確認すると徐々に定着していくのでオススメです。

また、調味料を加える時に実際に味がついていくのを想像しながら足していくと、好みの味にぐっと近くなります。

ぜひ試してみてみてくださいね!

(マイナビ学生の窓口編集部)

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