業界の先輩に聞いた「これだけは知っとけ!」な知識って?

2013/03/24

対人マナー

業界の先輩に聞いた「これだけは知っとけ!」な知識って?

4月から学校を卒業して、社会人としてのスタートを切るフレッシャーズ。入社してから、はじめてのことに驚くことは少なくありませんが、今から予備知識をつけておけばスムーズに新生活をはじめられそうです。そこで、ビジネスパーソンとしてのマナーや常識とは別に、それぞれの業種ならではの「知っておくべきこと」「経験しておくべきこと」について、20代の社会人287人に聞きました。



【内定先の企業から「レポート作成」「資格取得」などの課題が出されることも】

学生時代に、「内定先の企業から課題が出されましたか?」という質問では、「はい」が25.2%、「いいえ」が74.8%という結果でした。出された課題で多かったものは以下の通り。



■レポート作成(課題図書の感想等を含む) 37.3%

■課題図書を読むこと 32.0%

■資格に関する勉強 22.7%

■そのほか 8.0%



具体的な内容については、下記のコメントなどが挙がりました。

・月1回、日本経済新聞で気になった記事をレポートにまとめる(24歳/アパレル・繊維)

・ビジネスマナーの本を読むように言われ、後日新人研修の際に内容についての抜き打ちテストがあった(25歳/食品・飲料)

・会社の事業の冊子を読み、それに対するレポートを書く(25歳/団体・公益法人・官公庁)

・証券外務員2種の資格取得が義務付けられた(26歳/金融・証券)

・宅地建物取引主任者とTOEIC、FPの取得(26歳/金融・証券)



資格取得は業種や職種によって異なりますが、課題には、就職先の企業やその事業について知る、世の中の動向を把握する、ビジネスマナーを身につけるなどの目的があると言えそうです。では、先輩社員たちが入社後「これだけは知っておくべきだった」「経験しておくべきだった」と思ったことはどんなことなのでしょうか。



【業界ならではの専門用語は必須! 一見、無関係な知識が必要になる業種も】

・PCスキル。駆使できれば効率よく仕事ができたのに、大学では基礎的な部分しか勉強しなかったので(27歳/医療・福祉)

・法律に左右される仕事なので、最近の法改正について(25歳/団体・公益法人・官公庁)

・IT業界の用語を勉強しておけばよかった。先輩は知っていることを前提に教育や仕事を進めるので、ついていけなくて苦労した(26歳/情報・IT)

・英会話。電話会議などでも理解できない言葉があった(26歳/機械・精密機器)

・地域密着系の企業なので、地域の企業や地名が分からず苦労した(24歳/商社・卸)

・海外旅行の経験。海外の商品を扱っているため、お客様とお話しする際に欲しいと思った(25歳/金融・証券)

・経理の知識を持っておけばよかった。今からでは簿記の勉強をする時間がない(25歳/金融・証券)

・通関業務に関する知識。全く分からず、いまだに知っている同期に頼りっぱなし(26歳/運輸・倉庫)

・アルバイトで接客の経験をしておけばよかった。言葉遣いに慣れるまで時間がかかったため(25歳/食品・飲料)

・税や社会保障について知っておくべき(26歳/生保・損保)

・服の素材とお手入れ方法。服飾系の学校出身の子と差がでた(26歳/アパレル・繊維)



業種ならではの専門知識や用語、法律のほか、商業英語、社会・経済の動向などについて、知っておくことが必要という声が目立ちました。

また、医療・福祉でPCスキル、機械・精密機器で商業(工業)英語など、業種や職種によっては一見、無関係そうに思える知識が求められることも。さらに、仕事相手とのスムーズな会話のために知識や情報を持っておくことが重要という声もありました。学生時代のアルバイトや旅行、ボランティアなど、さまざまな経験が役に立ちそうです!



【大切なのは、積極的に知ろうとする意欲】

最後に、「あなたと同じ業界に入る新人に『入社前にこれだけはしておけ』というアドバイスを」をいくつか抜粋します。



・新聞をしっかり読み、自社だけではなく他社の動きもチェックしておくべき。金融業界で働くなら、新聞を読むことは必須(25歳/金融・証券)

・入社後、仕事を覚えながら新しい習慣をつけるのは大変なので、経済用語に慣れ・情報収集するクセを早くつけた方がいい(25歳/金融・証券)

・システムエンジニアでも多くの人とかかわっていくので、人づきあいには慣れておくべき(22歳/ソフトウェア)

・広告業界は、基礎的な国語力が求められる(27歳/マスコミ・広告)

・外国人とのコミュニケーション能力が必要なこともあるので英語のリスニング力をつけること(24歳/ホテル・旅行・アミューズメント)

・食品業界はトレンドを把握する力が必要。養うためにはスーパーに通う習慣を(26歳/食品・飲料)

・顧客対応の場合、自分の都合ではなく相手の立場に立って考える練習をした方がいい(27歳/生保・損保)

・メーカーでは、まず自分が消費者として商品に興味を持つこと。常に『あったらいいな』を考えておく(24歳/電機)



どの業界でも、まずはその業界に興味を持ち、仕事について知ることが基本と言えそうです。そして、そこで働くために「何が必要か」を考えることが大切なのでしょうね。課せられたからするのではなく、自分から積極的に知ろうとする気持ちを持って、残り僅かな入社までの時間を過ごせるといいですね!







文●大野夏季(エフスタイル)

調査期間:2013/2/22〜2013/2/23

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